マーラー: 交響曲第1番《巨人》(1972年録音)、さすらう若人の歌＜タワーレコード限定＞

ベルナルト・ハイティンク、他

「さすらう若人の歌」について
プライ40歳。充実した歌唱である。バリトンとしてはかなりの高音を要求される作品だが、音楽的な美声で歌いきっている。
プライは同じ頃に「亡き子をしのぶ歌」と、ピアノ伴奏の歌曲12曲も録音している。これらをすべて合わせて「ヘルマン・プライ、マーラー歌曲集」としてＣＤ化していただけないだろうか。合計90分ほどなので、２枚に収まる。

ラヴェル: 管弦楽曲集＜タワーレコード限定＞

クラウディオ・アバド、他

オリジナル盤の４曲にラ・ヴァルスが加えられてディスクの魅力が増した。アバドの精妙かつ鮮烈な指揮でラヴェルの名曲が輝いている。サイトの説明の中に「ラヴェルの管弦楽曲６曲」との表記があるが、５曲の誤りである。

Arias and Songs

オトマール・スウィトナー、他

オペラアリア10曲、バッハのカンタータ56番、マーラーの「さすらう若人の歌」を収録。ヘルマン・プライの美声をたっぷりと楽しむことができる。解説書の表紙にＶＥＲＤＩの記載があるが、ヴェルディの曲は含まれていない。サイトの説明の中に「カンタータ56より」とあるが、抜粋ではなく全曲である。プライの声をＴｅｎ(テノール)としているが、バリトンの誤りである。

ブラームス:交響曲全集

小澤征爾

小澤／サイトウキネンを代表する名演。ＣＤ２枚に収めるため、５曲のハンガリー舞曲がカットされている。舞曲も含めた完全版が欲しい場合は、分売のＣＤ３枚を買う必要がある。

ブラームス:交響曲全集 交響曲第1番-第4番

ヘルベルト・フォン・カラヤン

ＣＤ収録時間の制約のためと思われるが、４番のみアナログ時代の旧録音となっている。全集としての統一性がない。

ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」, 交響詩「はげ山の一夜」　他＜タワーレコード限定＞

ゲオルグ・ショルティ、他

展覧会の絵以外はやや古いアナログ録音だが、通して聴いても違和感はない。ショルティの豪快な演奏でロシアの名曲を楽しめる。