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ゆきちゃんさんが書いたメンバーズレビュー
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『トリスタン』全曲のベストのCDだと思います。 二人の歌手が大声で絶叫するのではなく オーケストラと歌い手の声が一心同体となって溶け合っています。 カラヤンの意図が隅々までしみわたっている感じです。
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総体的にLPに比べて音がかなり甘くなっています。 30年前米エヴェレストの廉価盤LPで マーラーの9番を聞いていましたが残響がほとんどなくカラカラの乾いた音でした。 このCDでは逆にゆったりとした甘い音に仕上がっていてとても聴きやすいです。 半面エヴェレスト盤の鮮明さが失われています。
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1200円とは思えない高音質です。 私の一番好きなオケがこのシュターツカペレです。 そしてアルプスシンフォニーといえばシュターツカペレは真打登場というところですね。 アメリカのオケは論外としてこの曲のムードを余すところなく表現できるオケは他にないと思います。
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30年前FM放送でこの演奏を聴いて国内版のLPレコードを買ったのですが音が団子状に固まっていてとても聞き苦しかった記憶があります。 このCDは音質がかなり改善されていてとても聞きやすくなっています。
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LPのときも優れた音質でしたが今回さらに鮮明な音になりとてもうれしいです。 深夜スタックスのイヤフォンで聞いています。 この録音の透明な音質とコンデンサーイヤフォンの相性はまさにどんぴしゃりです。 それにしてもなぜかワーグナーは1960年代に優れた録音が集中していますね。
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70年代のキングレコードGT9091のジャケットに記載された演奏時間より22秒短くなっています。 GT版はもごもごもっこりした感じでとても鑑賞に耐えない音でしたがこのCDはとてもすっきりした音にまとまっています。
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このセットを聞いてまず最初に感じたのはLPと相当に音質が違うということです。 LPでブルックナーとチヤイコフスキーのシンフォニーを繰り返し聞いていましたがオーケストラのすべての楽器がフルに鳴り渡るという印象だったのが、このCDのセットでは何か圧縮されたような鳴り方をします。当時LPは1枚2500円だったのがこのセットでは1枚150円足らずですから値段相応の音ということでしょうか。
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この全集はLP時代の名盤ケンペの『ローエングリン』とカラヤンの『マイスタージンガー』が入っているので購入しました。 特に後者はLPのときに比べてオーケストラの音質が鮮明になってとてもうれしいです。 他の作品はおまけと思ったほうがよろしいと思います。 特に 『指環』は期待はずれでした。 ショルテイ、カラヤンの隅々まで委曲を尽くした演奏とは雲泥に差です。
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昭和50年代ショルテイの『指環』(キングレコード)をで購入して繰り返しきいていました。 CDの時代になって数種類の『指環』をききましたたがどれも納得がいきませんでした。 今度この全集の『指環』をききかえしてCDで聞くオーケストラの表現力が最高の水準に達していることを確認しました。
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ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の音はまさに400年の伝統の賜物です。 どこまでも柔らかく澄んでいてしかも奥行きが深く聞き手の全身にふわりと響き渡ります。
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「マイスタージンガー」が信じられないくらい高音質です。 特に第3幕の舞台転換の舞台上の ホルンとトランペットは目の前で演奏しているのかと思うほどです。 このボックスセットは 「マイスタージンガー」だけでも買いです。
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