タワレコオンラインで昨年2月に買ったリスボン・ライヴのCDと、今年2月に買ったこのSACDを、聴き比べた。
デノンDCD-1500SE(SACDプレーヤー)で聴いたが、SACDの方が音の解像度も音質も上なので、お金に余裕のある人は、CDよりSACDを買った方が、あとあと後悔しないと思う。
ただ「昔の録音は20kHz以上の音をカットするしない以前に20kHz以上の音をマイクが収録し切れていない」という指摘がある。
そして、このSACDも、この指摘が当てはまる録音だと思った。
私は、20kHz以上の音を付け加えて再生するハーモネータ(F社のSH-20K)でCDを聴いているが、このハーモネーターを使って、このSACDを聴くと、音質が更に向上する。
以前『レコード芸術』で、オーディオ評論家の故江川三郎氏が、このSH-20Kを高く評価して「SH-20Kを使うとCDだけでなくSACDの音質も向上する」と述べていた。
現代の最新録音のSACDではなく、このリスボン・ライヴのような、昔の録音のSACDを聴く時は、F社のハーモネータを使って聴くと、20kHz以上の音が添加されて、音質が更に良くなると思う。
私はS社のコンデンサー型イヤースピーカーで聴いているので、SH-20Kを使っているが、スピーカーで聴く人は、AH-120Kを使った方が音質が良い。
SH-20Kは、ヘッドホンとスピーカー両方で聴けるが、AH-120Kは、スピーカー専用なので、ヘッドホンで聴けない。