(全7件)
Lucky To Be Me
Taylor Eigsti
全体的に質が高く、すばらしい内容です。スタンダードの他にもいろんな曲をやってますが、アレンジ・アイディアには抜群のセンスのよさを感じます。また、メンバーの好サポートも見逃せません。これだけのメンバーというのもありますが、ハイレベルな演奏が続きます。アレンジは現代的で、新主流派のにおいを感じさせます。11はBilly Kilsonを念頭に譜面を書いたと言っていますが、ハマリ役だと思います。
サンダーバード
Cassandra Wilson
表現のための素材は替えつつも、手法はいつもどおりのものを感じます。サウンド自体は、カントリーや打ち込みなど溶け込みそうにない要素がうまくブレンドされていると思います。それらが中心軸にある彼女の声にコラージュされ、全体としては多様な側面を感じさせつつも決して難解複雑な音楽にはなっていないと思います。
It's All in the Game
Eric Alexander
昨今のVenus発の諸作品、私はまぁそれはそれとしてイイけど、正直いまひとつ・・GD?そうかなぁ?でありましたが、本作はひさびさにスカっとしたかな。気心の知れた仲間で録ったワンホーンのストレートアヘッドジャズといったところが第一印象です。1曲目はSecondMilestoneのMatchmaker~を想起させる爽快な仕上がり。2曲目以降もハズレなしの好演が続き、一気に聞かせてくれます。
Sonic Trance
Nicholas Payton
以前からの彼の音楽とはまったく違う方向に出ました。私は以前の彼の音・音楽が好きでしたので本作も迷わず購入しましたが、本作のような音楽でしたら他のジャンルでもっと面白いのはいくらでもあるので、あまり面白くなかった、かな。本路線はさっさと諦めて、ジャズのメインストリーマーとしてどんちゃかやっていってほしいものです。
Glamoured
StingのFragile、とても好きな曲です。私が中学生の頃にこの曲を聴いた時の「壊れちゃいそうな」切ない感覚、それをこのアルバム全編を通して聴くことによって追体験したような気がします。和みます。とてもやさしいです。でもちょっぴり切なくなっちゃったりもしますので、秋の夜長に聴くにはぴったりですが、ふと泣けてきちゃうかもしれません・・・って僕のことですが;;
ユニバーサル・シンコペーションズ
Miroslav Vitous
まぁ今更ながらですが、各人が出す音色とECMのマッチングは言うまでもないかと。そういう意味でブランド臭こそすれ、ここで聴かれるヴィトゥスおよび各人の音・音楽は、なかなかに豊かな収穫でした。じっくり聴きこめる作品だと思います。
パーセプチュアル
Brian Blade
前作(リーダー1st)同様現代的なアプローチだが、ジャズという枠うんぬんではない奔放さ・スケールの大きさを感じさせてくれるという意味で更にスケールアップと言ったところ。1ドラマーとしてもコンポーザー・アレンジャーとしても、溢れんばかりの才能を堪能させてもらいました。
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