メンバーズレビュー一覧

ショパン・リサイタル2022 / 牛田智大

ショパン・リサイタル2022

牛田智大

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

2022年3月にサントリーホールで行われた牛田智大さんの演奏会で、その時私が実際に聴いたリサイタルが記録されているのでとても興味がありました。素晴らしい演奏でした。牛田さんの集中力が凄く会場の人との一体感が作り出す雰囲気は今まで経験した事が無いぐらいのものでした。演奏者と聴く者とが一緒に作り上げた音楽だと感じました。それだけに、演奏を丸ごと記録して下さったらもっと凄いものが出来たように思いました。時間の割り振りがあるのかもしれませんが、私はロイヤルアルバートホールのランランのブルーレイディスクをとても大切に見直しているので、この作品もそれに近い形であったらもっと良かったと思いました。最後はスタンディングの拍手の方も大勢いらしたので、そこも記録して欲しかったです。でもとても良い作品です。ピアノからショパンの作品をえぐり出して作り上げていく、その過程が指先から見られる貴重な記録だと思います。

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たづちゃんさんが書いたメンバーズレビュー

  • 1

(全5件)

ショパン・リサイタル2022

牛田智大

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

2022年3月にサントリーホールで行われた牛田智大さんの演奏会で、その時私が実際に聴いたリサイタルが記録されているのでとても興味がありました。素晴らしい演奏でした。牛田さんの集中力が凄く会場の人との一体感が作り出す雰囲気は今まで経験した事が無いぐらいのものでした。演奏者と聴く者とが一緒に作り上げた音楽だと感じました。それだけに、演奏を丸ごと記録して下さったらもっと凄いものが出来たように思いました。時間の割り振りがあるのかもしれませんが、私はロイヤルアルバートホールのランランのブルーレイディスクをとても大切に見直しているので、この作品もそれに近い形であったらもっと良かったと思いました。最後はスタンディングの拍手の方も大勢いらしたので、そこも記録して欲しかったです。でもとても良い作品です。ピアノからショパンの作品をえぐり出して作り上げていく、その過程が指先から見られる貴重な記録だと思います。

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ショパン・リサイタル2022

牛田智大

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

とても良い演奏です。牛田智大さんの演奏は昨年のショパンコンクールの配信で初めて聴きました。彼が優勝するのではと思うほど素晴らしい演奏でした。意外な結果になり私の耳がおかしいのかと心配になり、生の演奏を是非聴きたいと出かけたのがこのCDにおさめられた演奏会でした。私の耳は確かだったと確信しました。配信と生の音とは違うとか色々言われますが、人の心を打つ演奏はどんな形であっても人の心に残るものだと痛感しました。もう彼はショパンコンクールのことなど触れてほしくないかもしれませんが、少なくともあの事件とあえて言いますが、それがあったことで私は牛田さんの演奏を知った訳で、CDの発売もとても記念碑のように嬉しいですし、たくさんの方が彼のCDを聴いてみようと思うきっかけになっていくと思います。コンクールのあり方をつくづく考えさせられました。コンクールでよい成績を取ったからといって必ずしも優れた演奏家という訳ではなく、自分の耳を信じて良い演奏をする演奏家を見つけていくしかないと思いました。集中力のある演奏です。聴く価値はあると思います。

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エリザベート王妃国際コンクールが始まってからなかなかうまく繋がらないコンクールの動画をブリュツセルの事務局の方に連絡して応援してもらいながら、1次予選からファイナルまで時間を見つけて視聴しました。その時の演奏がCDになった事はとても嬉しいです。ファイナルに残った6人はとても素晴らしい演奏だったと思います。ただ6人の演奏した曲の数が1-3位と4-6位の間で極端に違っていて、1-3位に3-4曲さくのであれば、4-6位に2曲ぐらいは割り当ててもいいと思いました。私は個人的に4位になった阪田知樹さんの演奏がとても素晴らしく感じていて1位はこの人だと思っていただけに収録されている曲がリストのソナタだけなのはとても残念でした。リストは勿論素晴らしい演奏でした。ファイナルのブラームスの2番のコンチェルトも同じ曲を弾いて優勝した方の演奏よりも優れているように思いました。いろいろな意味でコンクールの評価の基準は何なのか考えさせられました。自分の耳を持って音楽を聴くことが大切だということを、CDは教えてくれました。

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とても素敵な演奏です。ビゼーの時代のプレイエルを使った演奏で、装飾過多になった曲も、
うるさくなく、鈴の音のように聴こえるのも、大きな発見でした。ビゼーのピアノ曲の作曲が、
プレイエルの音色に合わせての作曲だったのではないかと思いました。圧巻はアルルの女の、
作曲者編曲のピアノ版です。もとの曲とはまた違った味わいがあり、楽しめました。

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昨年パリに初めて行きました。夕暮れ時に、訪ねたお宅の庭で、鳥の声を聞きました。とても美しく、表情豊かで、音楽を聴いているような気持ちになりました。その時初めて、メシアンの鳥のカタログがなぜ作曲されたのか理解できました。ウゴルスキの演奏はすばらしいです。彼の演奏を聴くたびに、パリの庭に響く色々な鳥の声が思い出されます。

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