メンバーズレビュー一覧

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤> / ベルナルト・ハイティンク、他

バルシャイの全集がハイブリッドSACDであるのだが、この4番のシングルレイヤー版の存在は頭一つ二つ分くらい存在意義が抜きんでていると思います。聞き比べてもハイブリッドではどうしてもシングルレイヤーにあるような澄み渡ったスカッとした空気感がないし、各楽器がどのくらいの位置にあるのかも把握できるような実在感は再現されません。録音時期が近いレニングラード交響曲がアナログで残っていないのが残念です。

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exist2okさんが書いたメンバーズレビュー

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わたしはCD時代に全くショルティという指揮者を見誤っていたのですが、シングルレイヤーのマーラー5番を聞いて蒙を開かれました。これまで聞いていた録音が悪かったのだ、と。このブルックナーも素晴らしい音質です。直近の指輪ハイブリッド版を彷彿とさせる金管のバリバリいう響きがワーグナー的で、こういうのも有かなあと感心した次第です。前の方が4点をつけられていたので余り期待していませんでしたが、私的にはこのショルティ盤以外は7,8番はなくてもいいかもとすら思える音質で満足しています。

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1956年の録音だと確認しないまま皆さまのレビューでさぞ素晴らしい音質なのかと早合点して入手してしまいましたが、正直に申し上げて鑑賞に堪えるレベルの音質ではありませんでした。普段はカラヤンのシングルレイヤーが気に入って聞いているのであれをスタンダードと考えるとこれは録音史の資料的価値しか有していないのではないでしょうか? 概してタワーレコードのSACDハイブリッドは自画自賛しすぎな割にどれもCDに少し味を足した程度の改善しかされておらずちゃんとしたシングルレイヤー版に比べると全く話にならないレベルの音質だと思います。クナの演奏には何もケチをつけるつもりはありません。他のSL版のワルキューレやパルジファルは気に入って聞いています。ハイブリッド版に期待して少しずつ入手していますが、残念ながらいまだに何一つ満足できるものに出会っていません。あくまで私個人の率直な感想ですので、他の方のご意見に論難するものではありません。お目汚し失礼しました。

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バルシャイの全集がハイブリッドSACDであるのだが、この4番のシングルレイヤー版の存在は頭一つ二つ分くらい存在意義が抜きんでていると思います。聞き比べてもハイブリッドではどうしてもシングルレイヤーにあるような澄み渡ったスカッとした空気感がないし、各楽器がどのくらいの位置にあるのかも把握できるような実在感は再現されません。録音時期が近いレニングラード交響曲がアナログで残っていないのが残念です。

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おそらく高性能なシステムを所持されているオーディオファイルのどなたも書かれないので私のようなディレッタントが僭越ながら一言。通常のCDやハイブリッドであればハイティンクという指揮者の演奏は自分はとらない。だがシングルレイヤーのショスタコーヴィチとなれば話は別。ここではハイブリッドでも出ないようなSLらしい澄み渡った空気感の中、擦過音まで細かく聞こえる金管や腹に響くようなコントラバスの重量感などすべてが心地よいです。10番はカラヤン版もあるが15番のシングルレイヤーは必聴かと。全体的に明るい曲調の中、ショスタコーヴィチの仄暗い不穏な音がブリブリ手で触れられるほどの実在感で聞こえてくるのは至福というほかありません。

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