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J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 [UHQCD x MQA-CD]
トレヴァー・ピノック
若き貴公子と思っていたピノックのジャケット写真の姿に茫然。演奏は、その年齢に見合った淡々としていて、しかも味わいの感じられるもの。「ゴールドベルグ」からやっと「平均律」初録音とは。最後のロ短調に涙。
モーツァルト: 交響曲集&大ミサ曲 [XRCD]
ペーター・マーク、他
彼はまさに天然。自然体という次元とは違う。モーツァルトに対して全く無理がない。聴いて御覧なさい。これまでにない歌が随所に満ちているから。
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」
テオドール・クルレンツィス、他
かつてのC・クライバーのように、第5番のみで勝負に出た。関係者全員のこの盤への自信が覗える。クライバーを始め、この曲を激しく表現する演奏はいくらでもあるが、やはりクルレンツィス。これまで耳にしたことのない表現に到達している。恐るべき指揮者!脱帽。
ベルリオーズ: 幻想交響曲、序曲「宗教裁判官」<限定盤>
フランソワ=グザヴィエ・ロト、他
残念ながら、ロトにしては面白みが全く感じられませんでした。わざわざレコードで、それも驚異的な金額で購入しましたが、使用楽器の音響効果も宣伝されているほどの効果もなく、実につまらないアルバムでした。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集
ヤン・リシエツキ、他
この一連の曲に、これまでどれ程の名演奏・名盤が登場してきたことか。でも、今回は明らかにその世界が違う。バックのアカデミー管弦楽団の柔らかな音色に、初々しいピアノ。今までベートーヴェンを余りにも怪物として扱ってきはしなかったか。彼も生身の人間。それがこの演奏には表現されている。生誕250年のトップを切って、老舗のグラムフォンやるじゃないか。
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