
バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番(1978年録音)、2つのヴァイオリンのための協奏曲(2種)、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲<タワーレコード限定> / アルテュール・グリュミオー、他
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ヨーロッパの中古LPの相場を見ていると、グリュミオー、とくにバッハ、ヘンデル、ルクレール、テレマンといったバロックの蘭フィリップス初出盤は軒並み高値が付いています。理由はいくつかあって、まずグリュミオーという演奏家は音色のウェイトがとくに高い(グリュミオーを聴く人はその音色を聴きたいのだ)ということがあるし、当時のフィリップスの録音が優秀だったということもあるし、それなのにフィリップス(Universal)はCD初期にデジタル化しただけで、リマスターをやりなおさなかった(数年前に出たグリュミオーのボックスセットも旧リマスター)ということもあります。サブスクでも、新しいリマスターの良いものは見当たりません。
こちらのClassic Soundによるリマスターは見事で、たとえばグリュミオーとヘルマン・クレッバースはもともと音色の親和性が高いのですが、BWV1043の2楽章では二人の音色の違いを堪能できます。こういう音を楽しみたいからこそ、我々は必死でオーディオ機器を買いそろえたり、古いアナログ盤を買い漁ったりしているわけですよ。
タワレコさんには、ぜひもっともっとグリュミオーのバロックものの新リマスターを企画していただきたいです。それにしてもこのCD/SACDも、品切れ後に中古相場が高騰しそうですね……。
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でかだんさんが書いたメンバーズレビュー
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ヨーロッパの中古LPの相場を見ていると、グリュミオー、とくにバッハ、ヘンデル、ルクレール、テレマンといったバロックの蘭フィリップス初出盤は軒並み高値が付いています。理由はいくつかあって、まずグリュミオーという演奏家は音色のウェイトがとくに高い(グリュミオーを聴く人はその音色を聴きたいのだ)ということがあるし、当時のフィリップスの録音が優秀だったということもあるし、それなのにフィリップス(Universal)はCD初期にデジタル化しただけで、リマスターをやりなおさなかった(数年前に出たグリュミオーのボックスセットも旧リマスター)ということもあります。サブスクでも、新しいリマスターの良いものは見当たりません。
こちらのClassic Soundによるリマスターは見事で、たとえばグリュミオーとヘルマン・クレッバースはもともと音色の親和性が高いのですが、BWV1043の2楽章では二人の音色の違いを堪能できます。こういう音を楽しみたいからこそ、我々は必死でオーディオ機器を買いそろえたり、古いアナログ盤を買い漁ったりしているわけですよ。
タワレコさんには、ぜひもっともっとグリュミオーのバロックものの新リマスターを企画していただきたいです。それにしてもこのCD/SACDも、品切れ後に中古相場が高騰しそうですね……。
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