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puku_pukuさんが書いたメンバーズレビュー
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板起こしのノイズを含め、復刻における疵が散見されるものの、全く聴き辛くない。渡米直後のワルターの強い決心と、迎える聴衆の暖かい気持ちが伝わる、すばらしい記録だ。
さて、第1集ではベルリオーズの幻想が断然面白い。この演奏の後、一旦パリへ戻り、音楽院のオケと同曲をセッション録音しており、あの終楽章の独特のおどろおどろしい鐘の音(ピアノを重ねる)は、フランスのオケ由来のものではなく、ワルターのアイディアだったことが判明。シューベルトの5番は最初の録音となるわけで、後年のリリカルな味わいとは違う、テンション高めで力強いたシューベルトが聴ける。
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板起こしのノイズを含め、復刻における疵が散見されるものの、全く聴き辛くない。渡米直後のワルターの強い決心と、迎える聴衆の暖かい気持ちが伝わる、すばらしい記録だ。
さて、第2集では何よりドビュッシーが珍しい。ワルターらしいたっぷり濃いドビュッシーだ。ブラームスは後年の重厚な演奏とはまた別の、アグレッシッシヴで決然とした意志の伝わるブラームスで、やはり米国移住期のワルターの心境を感じる興味深い演奏。
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買って2年がかりで全て聴きました。もちろん大半はLPや既存のCDで聴いてきたものですが、やはりこうして新しくリマスタリングされ、全てが揃っていると便利だ。解説書も豪華だが、ただ、CDの取り出しにくさはどうしようもない。手軽に聞き返す気持ちが起きないのです。
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音のレンジが狭く、復刻における疵が散見されるものの、全く聴き辛くない。渡米直後のワルターの強い決心と、迎える聴衆の暖かい気持ちが伝わる、すばらしい記録だ。 さて、第3集ではやはり十八番のシューベルトが十分聴かせました。渡米前、晩年の2種類の演奏、そのいずれも違う、きわめて自由自在で熱いシューベルトです。
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どちらも50年代のメロディア原盤から復刻したらしい。音はモノラルでかなり古めかしい。フランクは作品の内容もあってところどころ悲鳴をあげているように聴こえるのは録音(復刻)のせいもある。その点、ブラームスはなかなかしっかりとした音で演奏も充実しているように感じた。
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チャイコフスキーは中村紘子さんが終始テンション高めでガンガン弾いている感じですが、そこを海野さんと堤さんが上手に支えているといった演奏です。決して不愉快な演奏ではなく、当時の著名邦人演奏家の、良くも悪くも、これが精いっぱいのアンサンブルだったのでしょう。言い換えると、日本人の私たちなら共感できる独特のチャイコフスキーに仕上がっていると思います。
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