メンバーズレビュー一覧

マーラー: 交響曲第1番 / マイケル・ティルソン・トーマス、他

いい加減な評論家が多いせいか、最近は自分の耳で聞くまで信じなくなった。このマーラー、演奏も録音もよい。双方がそろった希代の名盤ではなかろうか。バーンスタインやシャイーと肩を並べる出来。多少強弱が大きいように思うが、マーラーはこのくらいのほうが面白い。このコンビでの他盤をすべて聴いてみたくなった。

0

商品詳細へ戻る

みいちゃんたまちゃんさんが書いたメンバーズレビュー

  • 1

(全8件)

24のプレリュード

加羽沢美濃

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

このCD、廃盤となっていないならすぐにでも購入した方がいい。実にいい曲がそろっている。知らない人はNHKのクラシック番組をやっていたころのお姉さんのイメージしかないかもしれないが、音色実に多彩である。ピアニストとしても超一流であるが、作曲家としても素晴らしい。どの曲も感情にぐいぐい迫ってくる。ちょっと落ち込んだ時は逆に聴かない方がいいかもしれない、ドラマチックに仕立ててくれるので・・・。自作品はそれほど多くないみたいであるが、編曲ではなしにこの方のオリジナル作品をもっと他にも聴いてみたい。

0

★5つにしようか3つにしようか迷った。内容的には素晴らしい、ただし我々もスピーカーやヘッドホンを通して聴くのではなく、アバドと同じく指揮台のポジションから聞けることが出来た場合の話。4楽章後半、いくら何でも音小さすぎないだろうか。もちろん最後息を引き取るように曲が終わるイメージなのだが、ちょっと聴きとりにくい。アバドはブルックナーでも同様、ロマンチックの冒頭など聴こえやしない。もちろんボリューム上げればかすかには聞こえるが、そうすると途中爆音になる。カラヤンにも同じことがいえるが・・・。1-3楽章はゆうにこの曲のベストディスクではないかと思うような出来である。もったいない。

0

これよかったですよ。タワーレコード限定のSACDは時より高音がきついものがあり辟易することがありましたが、この最初のブルックナー全集はいいですね。音の響きが豊かです。4-6番と7-9番のセットも買ってもいいかもと思いました。

1

3,4番が東京文化会館、オーチャードホール、5,7,8番がサントリーホール。前者は、どの楽章のどの部分をどちらのホールで演奏したものかわからない。ただ、サントリーホールで収録された5,7,8番と比べて、音が渇いているというかパサパサして印象だ。うまく言えないが残響音に乏しい。全強奏部分では音が割れる。演奏がいいだけに勿体ない。もちろん東京文化会館の客席に体を埋めると、サントリーホールにはない落ち着いた響きを味わうことができる。豊饒さに乏しいが、それぞれの楽器が出している音をダイレクトに受け取ることができる。ただ何だろう、やはり録音と言うものは奥深く難しいのか。3番4番は演奏がいいだけにとにかく残念。一枚目ディスクの残りの一曲5番が始まると急に自然な音となり、これだこれだとほっとする。サントリーホールの音源の方がSACD化には向いている。二枚目ディスクの7番8番も強奏部分では若干の音割れはあるが、許せる範囲。素直に買ってよかったと思える。朝比奈の雄大さに新日フィルがよく応えている。7番の第二楽章のシンバルが不要というのは朝比奈の演奏を聞いて初めてわかる。演奏としては★5つだろうが、3,4番が音として残念なので全体の評価としては★4つとする。

1

いい加減な評論家が多いせいか、最近は自分の耳で聞くまで信じなくなった。このマーラー、演奏も録音もよい。双方がそろった希代の名盤ではなかろうか。バーンスタインやシャイーと肩を並べる出来。多少強弱が大きいように思うが、マーラーはこのくらいのほうが面白い。このコンビでの他盤をすべて聴いてみたくなった。

0

派手さはないが、音楽の進め方が一つ一つ丁寧。ザンデルリンクの心優しさが伝わってくる。2チャンネルであるが自身はAVアンプも用いて、疑似ではあるが4.1チャンネルで聴いている。低音にボリューム感を感じたため、ウーファーを切電し、さらには残響音を短めに設定した。美しい。4番が特に好き。

1

アイヒホルンのこれら4曲に対する愛着には想像以上のものがある。演奏は極上。2番、6番はこの曲のベストディスクと言ってもよいだろう。一音一音丁寧だ。

0

全9曲の中で小澤征爾の1番が一番素晴らしかった。ノーマークであった。ドラマチックに仕立てた強弱緩急の激しいブルックナーを予測していた。それが、最初から最後まで先を急がず、その場その場でしっかりBPOを歌わせるものだった。小澤先生のせいではないが、48khz/24bitではなく192khz/24bitであればもっとよかった。この点が残念。

0
  • 1

(全8件)