Tribute to a Unique Artist; Schubert, Brahms, Wagner

カルロス・クライバー、他

収録楽曲はいずれも既に単独で販売されているので、演奏の評価はそちらを参考になさるとよい。この盤はライナーノーツに価値がある。ジャケット写真は美しい。自筆書簡の掲載などは、本来なら伝記などで収められるべき価値のもの。

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92

カルロス・クライバー

正規盤ではWP（75,76年DGｽﾀｼﾞｵ収録）と、ｺﾝｾﾙﾄﾍﾎﾞｳ（83年ﾗｲﾌﾞDVD）との間の録音。この3盤中では恐らく最もｽﾘﾘﾝｸﾞな7番。4楽章は恐いくらいの速さで終わる。演奏に際しｸﾗｲバー自身が興奮したのか、限界に挑みたかったのか、それとも…。緊張がﾋﾟｰｸに達すると何故か笑いが出てしまうのだが、この4楽章を聴いたときもそうなった。尚、専用再生機を持たない為SACDとしての音質の是非は不明。