
PARADOXON DOLORIS<通常盤> / kein
|
|
今作でkeinは初めて聴きました、deadmanが好きでヴォーカルとギターの前バンドというのは知っていて、deadman再始動後に怒涛のリリースがあり新録アルバムとフルアルバムが計5枚、keinもフルアルバムが出ましたが購入が追いつかず...今回手ごろなミニアルバムでしかもメジャーデビュー作という事で手に取ってみました。 ヴォーカルの印象は相変わらずというかいつもの感じでdeadmanとそんなに変わりませんでしたが、lynch.のギタリストが在籍している影響かdeadmanと比べるとリフや曲展開がメタリックかつカオティックで禍々しく妙ちくりんでイビツな哀愁漂う名古屋系という個性あふれるアルバムになっています、特に最後の曲「リフレイン」にはびっくりさせられました。 フルアルバムの作風は未聴なので分かりませんが今後購入しようと思います、収録時間は短いけど予想を上回る激しさと勢いで密度が高くカッコよくて満足です! deadmanとkeinでもうちょっと差別化してほしいけど今は両方のバンドが良い刺激を与え合っていそうでこれからの活動も期待しています。
1
|
商品詳細へ戻る
そうさんが書いたメンバーズレビュー
|
|
何と言ってもRemixと曲追加されて生まれ変わったDisc2は必聴です。 オリジナルでは軽すぎた楽器隊でしたが、音の厚みを感じれるような立体的で骨太なMixになっており入り組んだバンドアンサンブルが非常に聴きやすくなっています。 そして過剰だったヴォーカルエフェクトは抑えめにしてある事でシャウトや発音がものすごく聴き取りやすく、まるで目の前で咆哮しているような臨場感。
これでこそテクニカルなプレイが十分に楽しめるというもの、ようやく出た決定盤リイシュー。
0
|
|
|
妖艶でメロディックなサックス、当てなく彷徨うスローなドラム、暗闇の中で人肌に触れるような生温かいアンビエンス。
時々意外な音も出てくるが、ゆったりとした暗~い雰囲気の曲しかない、だがそれがいい。
0
|
|
|
初っ端から轟音、お得意のディレイがかった鈍重な刻みリフと冷酷なアトモスフェリックを感じさせるとクリーンギター。 説明不要の定番スタイルでミディアムスローの曲が淡々と続いていく、たまにカオティックなブラスト爆走パートに展開する場面もある。 正直メンバーが抜けたせいか曲のバリエーションは狭まったなと思うのだが、うねる激重グルーヴが減ったメンバーの穴も埋めるくらいの不穏なリズムとメロディを奏で続ける。
Djentと同じくコピー&ペーストに陥りやすいTHALLリフでよくここまで聴かせられる、こういったエクストリーム/プログレメタル系統のアルバムは作を重ねるにつれ判別しづらい曲になっていくが、今回はそれをうまく逆手に取った全体で一つの長尺曲と個人的に捉えています。
今までと比べると今作は良作の域を出ないが、ストイック性やコンセプト感は随一で『これはこういうモノなんだよ!!』と無理やりねじ伏せてくる説得力がサウンドに備わっている。
不満を言わせてもらうならこれまで以上に同じようなパートばかりだし、過去曲「Shadow」「En Mörk Vit Lögn」「Penny Royal Poison」のようなDjent/THALL系でありながら他では聴けないギターリフがもう少し欲しかった。 それとクリーンボイスで歌われる部分のCynicぽいヴォーカルエフェクトは、ただでさえ平坦で少ない歌メロの有機的な効果を削いでしまうのでいらないと思う。 ヒンドゥー教美術を絵本のような絵柄でオマージュしたようなジャケットも良いけど、先行シングルのカラフルで不気味なアートワークはブックレットに収録してほしかった。
今後はVildhjartaの美学を受け継げるメンバーを見つけて来日公演を願うばかりです、ところでデモ音源Omnislashの45回転LPとか出ないですかね?
1
|
|
|
今作でkeinは初めて聴きました、deadmanが好きでヴォーカルとギターの前バンドというのは知っていて、deadman再始動後に怒涛のリリースがあり新録アルバムとフルアルバムが計5枚、keinもフルアルバムが出ましたが購入が追いつかず...今回手ごろなミニアルバムでしかもメジャーデビュー作という事で手に取ってみました。 ヴォーカルの印象は相変わらずというかいつもの感じでdeadmanとそんなに変わりませんでしたが、lynch.のギタリストが在籍している影響かdeadmanと比べるとリフや曲展開がメタリックかつカオティックで禍々しく妙ちくりんでイビツな哀愁漂う名古屋系という個性あふれるアルバムになっています、特に最後の曲「リフレイン」にはびっくりさせられました。 フルアルバムの作風は未聴なので分かりませんが今後購入しようと思います、収録時間は短いけど予想を上回る激しさと勢いで密度が高くカッコよくて満足です! deadmanとkeinでもうちょっと差別化してほしいけど今は両方のバンドが良い刺激を与え合っていそうでこれからの活動も期待しています。
1
|
|
|
CD音源と比較すると、ボーカルや楽器隊に薄くかかっていた霧が晴れたような比較的明瞭な音質になりました。 オーテクの丸針で聴きましたがボーカルとドラムの迫力が増してけっこう印象が変わると思います。
以前UROBOROSとDUM SPIRO SPEROでもアナログ盤がリリースされましたが、海外リリースのためでしょうか最後にボートラ用?の収録時間の余り、要はD面の内周にまだ音溝を入れる面積が残っていました。
「慟哭と去りぬ」のギターの音が悪いなぁとか、「DIABOLOS」では途中で音が篭るのなんでだろなぁ...無駄になった面積を使えていたら音も違ったのかなぁ、とか思っていたのですが
このPHALARISのアナログ盤はボートラなども無く、長尺曲の入る盤面は2曲までに抑えられていて、面積に余裕をもってカッティングされているみたいです。 音溝の幅やピッチなどいろいろあるみたいですがアナログ盤でこうも音が変わるとは流石の小鐵徹さんのマスタリングと言ったところでしょうか。
出すたび賛否両論のDIRのアルバムですがPHALARISは近年では好きな方なので180g重量盤(反りにくい!)でのリリースはありがたかったです。
0
|
|
|
清春の音楽はバンド期もソロも時期によってアプローチや音楽の出来が大きく変わる、暗黒ポストパンクから始まりオリジナルパンクに近づいたり、いきなりヘヴィロックになったり実に様々だが...正直ロックバンドスタイルの音楽はイマイチだったけど、ここ数年のソロは清春の掴みどころのない歌唱が活かされていて音楽性にも実験的で完成度の高い、他に類を見ない作品が聴けると思う。
今作もベースレスというかただのバンドスタイルではなくギター、パーカッションの他にスパニッシュギター、サキソフォン、トランペット、チェロ、フルート、ピアノ等の楽器が使われていて今まで以上にアヴァンギャルドな作風。
1曲目の原始的な野性味溢れるパーカッションからの清春の雄叫びに度肝を抜かれたら、ラテン音楽のような情熱的な世界が一気に広がる。
清春の歌唱は良くも悪くも独特で無二、Jロックバンドのグルーヴにはこの自由なメロや発音はあまり合っていなかったように思う。 それがここ数年の作風ではますます年季が入りフラメンコ調の曲と見事に融合、年齢を重ねるほど声に渋みも出て発音もメロディに溶けこの世に一つしかない楽器のよう、声を張り上げる時のかすれは鳥肌が立つほどの凄み。
先行公開された2曲のMVを観て良いと感じれば全曲聴いてほしい、小曲の1フレーズを消費し続けるメインストリームとは一線を画す本物のオリジナルアルバム、全曲聴かないと意味がない。
今作が清春の全てのキャリアで一番好きです、買ってから既に何週も聴いているしこれからも聴き続けるでしょう。
ちなみに14曲収録となっているがギタリストとジャズバンドメンバーによるインストが3曲ありプレーヤーなどでは17トラック表示されます、こちらは比較的薄暗い雰囲気でアルバムの良いアクセントになっています。 08 Interlude by DURAN 10 Interlude by タブゾンビ (SOIL&"PIMP"SESSIONS) & 栗原健 13 Interlude by 栗原健
立体的な音質も良く、ぜひともアナログ向けのマスタリングをして重量盤LPをリリースして欲しいです。
0
|
|
|
女性らしいソフトなフォークロック感と「無職転生」の世界観であるファンタジーの西洋古楽っぽいアレンジが素晴らしくマッチしていて、今どき珍しい秀逸な作風のアルバムです。
歌唱が細めで声量不足ではあるけど儚い感じで、アニメ本編のうっすらと暗い影を落とすようなストーリーと親和性があり惹き込まれます。 ヒロインの心情を映したと思われるアップテンポな「オンリー」も元気なキャラクターの性格と良く合っていてハイライトになっています。
アニメ1期とともにかなり丁寧に制作された印象があり、曲が集まってきたらまたこの作風でVol.2をリリースして欲しい。
ゴシック系の音楽が好きなら原作関係なく聴ける出来だと思います。
0
|
商品詳細へ戻る