名歌手たちの素晴らしいアンサンブル、それとオケを融合させたサヴァリッシュの職人的な指揮ぶりが堪能できる素敵な演奏です。サヴァリッとシュといえば、以前N響を振った時のあのテキパキとした指揮ぶりがまず浮かびますが、この魔笛もまさにそのようにテンポよく進んで行きます。今回のマスタリングでは音が明瞭かつ膨よかになり演奏を一層楽しめるようになっています。しかしシュライヤー歌ったり、話したりするドイツ語は本当に美しい。ちょっとウィーン訛りのベリーとの対比も面白く、全体としてこの名演の復活は嬉しいです。この後できたらカラヤンがEMIに残したマイスタージンガーなどのワーグナーもSACDしてほしいです。