1931年9月17日生まれ、東京府南葛飾郡(現・東京都葛飾区)出身の小説家。本名は三浦知壽子(旧姓・町田)。作家の三浦朱門は夫。聖心女子学院大学卒業後、文芸雑誌『新思潮』などに加わり、54年に芥川賞の候補となった「遠来の客たち」で作家デビュー。以来『砂糖菓子の壊れるとき』『太郎物語』『虚構の家』『神の汚れた手』『天上の青』などの作品を発表。エッセイ『誰のために愛するか』をはじめベストセラーも多く、『二十一歳の父』などはドラマ化も。また、福祉活動にも尽力し、日本財団会長も務める。2003年に文化功労者に選出。2025年2月28日に老衰のため死去。93歳没。
2025/03/07 (2025/03/07更新) (CDジャーナル)