1951年10月9日生まれ、千葉県出身の作家。立教大学卒。出版社勤務や海運分野を中心としたフリーライターを経て、2000年に阿由葉稜名義の『暗号―BACK‐DOOR』でデビュー。翌年に『時の渚』でサントリーミステリー大賞、2004年の『太平洋の薔薇』で大藪春彦賞を受賞。『天空への回廊』などの山岳ミステリーで知られる。『時の渚』をはじめ、柴田恭兵主演の『越境捜査』シリーズや寺島進主演の『駐在刑事』シリーズなどTVドラマ化された作品も多く、山小屋の人々を描いた連作短編集『春を背負って』は2014年に松山ケンイチ主演で映画化。2021年11月22日に急性心筋梗塞のため死去。70歳没。
2022/01/18 (2022/01/18更新) (CDジャーナル)