1927年キューバのサンティアゴデクバ生まれ。40年代からプロとして歌い始め、53年にパチョ・アロンソの楽団に加入。以後、20年以上も同楽団に在籍するが、やがて第一線から身を退く。転機が訪れたのは96年に『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のセッションに参加してからで、穏やかさと情熱を併せ持つ味わいある歌声が欧米、及び日本で多くの人を魅了。99年には72歳にして初の正式ソロ・アルバムをリリースし、高い評価を得た。2005年8月6日、ハバナの病院で多臓器不全のため死去。享年78。
2012/07/30 (2019/05/22更新) (CDジャーナル)