1925年3月20日生まれ、宮城県仙台市出身の哲学者。京都大学卒。龍谷大学、立命館大学などの講師や教授を経て、74年に京都市立芸術大学の学長に就任。87年に国際日本文化研究センターの初代所長に就任、後に顧問となる。実存哲学の研究に取り組み、その後“梅原日本学”と呼ばれる独創的な分野を開拓。97年に日本ペンクラブ会長に就任。大江健三郎、瀬戸内寂聴らと「九条の会」呼び掛け人として平和や環境問題へ積極的な提言を行なう。99年に文化勲章を受章。伝統芸能への造詣も深く、市川猿之助（現・猿翁）にスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を書き下ろし、狂言や能も執筆して話題を呼ぶ。2019年1月12日に死去。93歳没。
2019/01/17 (2019/01/17更新) (CDジャーナル)
