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石原プロ(もうすぐ)50周年!

連載
Discographic
公開
2012/10/10   17:58
更新
2012/10/10   17:58
ソース
bounce 348号(2012年9月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/加藤直子、久保田泰平、村尾泰郎

 

爆破も人情劇も渋い歌も〈石原印〉な作品を紹介!

 

「太平洋ひとりぼっち」 日活(1963)

石原プロが初めて手掛けた劇場映画。石原裕次郎の強い希望で、ヨットで太平洋を横断した若者・堀江謙一が出版した手記を元に映画化された。大海原で嵐に遭遇したり、孤独に苦しんだりする主人公を裕次郎が熱演。市川崑監督らしいクールな演出、迫力に満ちた海の表情も印象的だ。*村尾

 

「ザ・ゴキブリ」 東宝(1973)

石原プロへ所属して間もなく渡哲也が主演した、同年公開の映画「ゴキブリ刑事」の続編。汚染物質を撒き散らす企業の公開データの改ざんに手を貸した、権力者や暴力団(ゴキブリ)を追う刑事(渡)が、大胆なやり口で殺されかけつつも、命からがら片っ端から始末していく。突拍子もない爆破も随所に! *加藤

 

「大都会 闘いの日々 DVD BOX」 ポニーキャニオン

石原プロが初めて本格的に制作した TVシリーズ(76年〜)。渡演じる黒岩刑事を筆頭に城西署の刑事たちの活躍を描き出す。脚本家・倉本聰との共同企画ということもあり、リアルな刑事ドラマとして高い評価を得た。また裕次郎が新聞記者の滝川として出演、お茶の間で渡との共演が楽しめる豪華さも人気だった。続編〈PART II〉からアクション路線へ変更し、さらなる人気を呼ぶ。*村尾

 

渡哲也 『ゴールデン☆ベスト 渡哲也』 ユニバーサル

歌手としての一面も持つ渡哲也。演歌をベースにした都会的でブルージーな歌からは、男のロマン、不器用さが滲み出る。なかでも最大のヒットになったのが、〈紅白歌合戦〉でも歌った“くちなしの花”。その他、「大都会 PART III」の主題歌“日暮れ坂”も本作に収録されている。*村尾

 

「浮浪雲」 ポニーキャニオン

ジョージ秋山の同名漫画を、78年に倉本聰の脚本でドラマ化。女好きで仕事もしない浮浪雲(渡)とその妻(桃井かおりがキュート!)、賢い息子を中心としたコメディータッチの幕末ホーム・ドラマ。刑事もので見せるこういう↓ティアドロップな渡とは真逆の、ダラッとして粋な役柄にドキドキする♥ *加藤

 

「西部警察 PART-II 鳩村BOX」 ポニーキャニオン

シリーズ合計で破壊車両台数がおよそ4680台、使用火薬量4.8トン、爆破建造物320軒という常識破りなスケールで送る刑事アクション・ドラマ・シリーズ。〈鳩村BOX〉と銘打たれたこちらは、鳩村刑事(舘ひろし)の活躍シーンばかりを収めたダイジェスト……ではなく、愛車の黒いKATANAも大活躍するシリーズ第2弾(82〜83年)。とにかくイマドキのTVドラマじゃ〈ありえなーい!〉がいっぱい。*久保田

 

石原裕次郎 『ゴールデン☆ベスト 石原裕次郎』 テイチク

50〜60年代の日活アクション・スター時代から〈歌う銀幕スター〉としてもシビレさせていた裕さん。デュエットの定番“銀座の恋の物語”“赤いハンカチ”“夜霧よ今夜も有難う”と劇場発のヒットを飛ばしていた頃はまだ20代! どんだけムーディーなの!? *久保田

 

寺尾聰 『Reflections』 EMI Music Japan(1981)

GS時代を経て、石原プロで俳優へと転身(現在は移籍)……で、「西部警察」で44マグナムの使い手=リキ役を演じていた頃にリリースし、大ヒットした“ルビーの指環”を収録した本作。80年代でもっとも売れたアルバムであり、ジャパニーズAORの金字塔だ。*久保田

 

「ただいま絶好調! SELECTION DVD BOX」 ポニーキャニオン

舘ひろしの初単独主演ドラマ(85年〜)。マジソン・スクエア・ガーデンでのライヴを夢見る、戸川(舘)率いるバンドが活動資金のためにマネージャー(勝野洋)が見つけてきたアルバイトでさまざまな事件に巻き込まれる。舘と峰竜太、西山浩司、太川陽介、松本伊代という妙なバランスのバンド編成も斬新だ。*加藤

 

「ゴリラ 警視庁捜査第8班 SELECTION DVD BOX」 ポニーキャニオン

「西部警察」の続編的な位置付けながら、カーチェイスや爆破シーンなどド派手な演出よりも、「ランボー」さながらのコンバット・アクションが観どころ(89年〜)。後半では軍団の面々がDCブランドのスーツを着こなすなど、バブル真っ直中の時代背景も微笑ましい。*久保田

 

「代表取締役刑事 SELECTION BOX」 ポニーキャニオン

意表を突く表題とは裏腹に、内容は下町を舞台にした人間ドラマを中心に描かれる〈ヒューマン・アクション〉(90年〜)。主役の舘ひろし演じる兵頭警部補は、優しくて頭も切れるイイ男。一方の渡演じる橘刑事課長はデスクワークが中心で……。毎回多彩なゲストが花を添える。*村尾

 

「生命燃ゆ 妻よ娘よ、わが人生に悔いなし」 ポニーキャニオン(1992)

癌の長期療養を経た、渡の復帰作となるスペシャル・ドラマ。公害を出さない石油コンビナートの建設に情熱を燃やしながらも、若くして病に倒れたエンジニアの実話を基にした物語で、一つのプロジェクトに命を賭ける男たちの絆、そして家族の絆を誠実に描き上げた感動作だ。*村尾

 

★石原プロの看板役者、舘ひろしのコラム記事〈その時歴史は動いた〉はこちら