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第563回 ─ THIS OR THAT?

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NEW OPUSコラム
公開
2009/12/24   18:00
更新
2009/12/24   18:39
ソース
『bounce』 317号(2009/12/25)
テキスト
文/新谷 洋子

テイク・ザットとロビー・ウィリアムスの現在と未来


  ざっと振り返ってみると、UKポップ界はこの20年近くテイク・ザットの結成メンバー5人の支配下にあると言って過言じゃない。90年代半ばに一世を風靡したグループの解散後、一足早くソロに転向したロビー・ウィリアムスがトップに躍り出たものの、2006年の再結成以降は本隊が以前にも増して大きな成功を収め、ロビーが少々苦戦……というのがこれまでの流れだが、ここにきて5人揃ってクリエイティヴな成熟期を迎えたことを両者の最新リリースは物語っている。

 まずロビーは3年ぶり8作目『Reality Killed The Video Star』を発表し、前作『Rudebox』でのつまづきを挽回。プロデューサーに迎えたトレヴァー・ホーンならではの華々しいサウンドと、ロビーのショウマンシップ溢れる表現の相性は抜群だ。反面、自分の人生と社会を俯瞰して綴られた詞にはシニカルな世界観も健在で、そんな厭世感が強まったのは30代半ばという妙齢のせいだろうか?

 一方のテイク・ザットは、2009年夏のツアーとアンプラグド・セッションの模様を収めた2枚組ライヴDVD「The Circus Live」を送り出した。同ツアーは100万人を動員して英国記録を更新。最新作のタイトルである〈Circus〉をテーマに掲げ、アート性・音楽性・革新性・娯楽性・アイドル性……すべてがパーフェクトな問答無用の史上最大のショウを展開している。そしてツアー終了後に収録されたセッションは、逆に飾りのない素の形で曲のクォリティーを提示。どちらのセットも再結成後の作品が中心で、極めて前向きな姿勢を見せつける4人だが、ロビーとも和解して近々コラボが予定されているとのこと。この先も彼らの天下が続きそうだ。

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