悶絶必至のゆるゆるなハウス・グルーヴに昇天……
ジェイムズ・マーフィーとティム・ゴールドワージーによって設立され、ジェイムズ率いるLCDサウンドシステムやラプチャーなどの大物アーティストを抱えるNYのインディー・ダンス・レーベル=DFA。ハーキュリーズ・アンド・ラヴ・アフェアの大ヒットやゆらゆら帝国との電撃契約、エリック・ダンカン(ラブン・タグの片割れ)によるスティル・ゴーイング“Still Going Theme”のヒット、ロング音源のライセンス・リリースなどなど多岐に渡る活動で着実にリリース量を伸ばし、サブ・レーベルのデス・フロム・アブロードも含めて常に話題を振り撒いているレーベルなんです。
で、そんなレーベルの活動状況にさらなる厚みと深みを持たせてくれそうなのが、このたびリリースされたフアン・マクリーンのセカンド・アルバム『The Future Will Come』。90年代のデフ・ミックス仕事のような印象的なピアノ・リフに今作から正式加入したナンシー・ワン(LCDのメンバー)のヴォーカルが乗る、12分超えの大ヒット曲“Happy House”も当然収録! ニューウェイヴやオブスキュア・ディスコ、シカゴ・ハウスからの影響が窺えるような曲もたくさん入ってるんですが、ナンシーのヴォーカルのおかげか不思議とポップな仕上がりになっています。