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第483回 ─ SONGS FOR USA?

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/04/30   16:00
更新
2009/04/30   18:16
ソース
『bounce』 309号(2009/4/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

UtadaとBoAが立て続けにUS盤を発表!!

 それぞれの背景はさておき、J-Pop界を代表する女性シンガー2人がほぼ同時期にUS向けの新作を発表! 共に従来のファン以外の人もチェックすべき内容になっているので紹介します。まず、デビュー10周年を迎えた宇多田ヒカル……じゃなくUtada。同名義での2作目『This Is The One』が日本先行でリリース済み(USでは5月予定)ですね。現行アーバン・ポップのド真ん中を担うスターゲイトとトリッキー・スチュワートの2組を制作陣に起用し、全曲をUtada自身が共作した仕上がりは非常に意欲的。いつもより歌が薄口なのは英詞だからか唱法を変えているのか、オーセンティックなスロウ“Come Back To Me”などがしっくり馴染みます。このスタイルでの宇多田曲も聴いてみたいですね。

 一方、シンプルに『BoA』と題された、BoAのUSデビュー作も聴き応えのある内容です。日本作品でも絡んでいるブラッドシャイ&アヴァントにヘンリック・ジョンバックといった北欧組に加え、昨年リアーナ“Disturbia”を当てた売れっ子のブライアン・ケネディ、ショーン・ギャレット……とプロデュース陣はこちらも非常に豪華。冒頭から4つ打ちやトラップ・ビートが連発される、ポップでカッコイイ作りであります。聴後感はブリトニーやアリーシャの近作にも通じるもので、韓国と日本で異なる魅力を放ってきたBoAだけに、その対応ぶりは見事。今後に期待です。