月刊プロボーラー 『eRETRO』 ELECTRIC PUNCHES(2008)
ここではS@Dにも通じるエレキュートな作品を紹介していきましょう! 本文にもあるように、S@Dの爽快な“ステンレス・スターライト”をプロデュースしているのが月刊プロボーラー。同曲が気に入ったら本作に収録の“SUMMER OF LOVE”もオススメしたいところ。
livetune feat.初音ミク 『Re:MIKUS』 ビクター(2009)
S@Dもデビュー曲で〈コラボ〉した初音ミクですが、ここ最近は使用作品が多すぎ!? dorikoやsupercellもイイですが、やはり先駆者的なlivetuneの曲は完成度が高いですね。このリミックス盤でも楽曲の新たな表情を確認できます。
NEKO JUMP 『Lady Ready!』 Zheza(2008)
来日経験もあって人気を博しているタイの双子姉妹ユニット。日本のある種の市場を強烈に意識したような感じですが、まんまとハマってみるのも良いでしょう。この3作目でも拙さから生じる萌えと他愛ないエレポップ的なサウンドがクセになります。
MARIA DANIELA Y SU SONIDA LASSER 『Juventud En Extasis』 Nuevos Ricos/Labels Mexico(2007)
いまごろ急に話題になってるメキシコ版CSS。マージナルな雰囲気があると絶賛される傾向にありますが、これはチープでスケベなエレポップ作品にスリッツ味を足した感じ。もっと普通にチェックしてほしいですね。
Aira Mitsuki “サヨナラTECHNOPOLiS” D-topia(2009)
次々に気になる展開を仕掛けてくるAiraさん。わざわざサヨナラを宣言しちゃうサーヴィス精神が大好きです。とか言いつつ、ベースの重たいブラコン系のディスコやブレイクビーツ気味のトラックに転換しているのが興味深い。生音ハウスの“VALENTINE STEP”も良かった!
『マクロスF O.S.T.2「娘トラ。」』 ビクター(2008)
「マクロスF」のサントラです。いろんな人から猛烈に推薦されたので遅ればせながら聴いてみました……こりゃ凄いです。例の“星間飛行”をはじめ、ヒットして当然の上質なポップネスが、恥ずかしさと表裏一体のストレートな昂揚感になって急上昇しますよ~。
初音みう 『乙女ダンス type:01』 EXIT BEATS(2008)
イロモノっぽく見えますが前からこの名前でやっている人なんだとか。昔のPerfumeみたいなハウスの“Heart+Drop”など楽曲の完成度はいずれも高く、“みくみくにしてあげる♪【してやんよ】”のカヴァーまでガチで充実。媚びるような歌い口もイイですね。ROCKETMANも好演。
相対性理論 『ハイファイ新書』 みらい(2009)
年頭から大ヒットしたバンドの話題作なんですが、ふわふわ感のあるエレポップをうっとり敷き詰めた感じはここに並べたほうがしっくりきそうな気もします。やくしまるさんの奇矯な世界にはちょっとしたロック的な計算高さも感じられて、そんなところも微笑ましいですね。
Perfume “ワンルーム・ディスコ” 徳間ジャパン(2009)
待望のニュー・シングル。これってキャンディーズの“微笑みがえし”なのでは?とオッサンは思ってしまいましたが、イントロ部分がなかなかカッコイイのは流石です。というか、ファンの人が〈これはこれでいい!〉と力説しそうな安定作であります。