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第452回 ─ JUSTICE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/01/08   21:00
ソース
『bounce』 306号(2008/12/25)
テキスト
文/池田 謙司

破天荒なのはサウンドだけじゃない!?


  エレクトロ・ブームの火付け役、タフでノイジーなサウンドで他の追随を許さないグザヴィエ・ドゥ・ロズネとギャスパール・オジェによるユニット=ジャスティス。2007年と2008年の来日公演ではロック・リスナーも巻き込むなど、日本での盛り上がり具合も最高潮な彼らから、DVDとCDをセットにした「A Cross The Universe」が到着した! 

 この映像がまた痛快に破錠していくロード・ムーヴィーでして……。20日間に及ぶ北米ツアーを追いかけ、画面にはまるでふた昔前のロックスターを思わせる空気が充満しまくり! ライヴではダイヴの嵐でUSでも凄い人気のようだが、とにかくファンや本人たち、スタッフのクレイジーぶりに驚かされる。途中グザビエは行きずりの女の子と結婚式を挙げるも、翌日にはその娘はいなくなってるし。ギャスもケンカして流血してそのままライヴやって終わったら警察にしょっ引かれてるし。度を越えたガン・マニアのツアー・マネージャーに至っては日に日に目つきがヤバくなっていくし。で、なぜかラストにはミッシェル・ポルナレフ“Love Me, Please Love Me”が流れて終わる。アレックス・コックス映画を地で行く感じ!? これはハチャメチャですよ。本編を観た後にライヴCDを聴くと、アツさ倍増でやんス!