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第6回 ─ カルテ#6  クリスマス

連載
ら ぶ い しゃ
公開
2008/12/04   07:00
更新
2008/12/04   18:37
ソース
『bounce』 305号(2008/11/25)
テキスト
文/bounce編集部

〈bounce医院恋愛科〉を訪れた男女2名。彼らの問診票に書かれた恋のマジカル盤から、恋愛観をカウンセリング!

氏名 槇原敬之


プロフィール
90年にデビューしたシンガー・ソングライター。このたび16枚目のニュー・アルバム『Personal Soundtracks』(J-more)をリリースしたばかりで、12月24、25日には神奈川・パシフィコ横浜大ホールにてクリスマス・コンサートを開催。詳しくは〈j-more.avex.jp/makiharanoriyuki〉へ!

 ある年のクリスマス・イヴ。〈イヴなのに……〉と不服に思いながら実家の電器屋の手伝いで、あるお宅に冷蔵庫を届けました。すると、その家の子供が僕のことをサンタクロースだと思って大喜びしたんです。〈人を楽しませるって、いいもんだ〉――思い返せば、人生で初めてそう気づいた日だった気がします。その頃もいまも、大好きなのがナット・キング・コール。なかでもこの時期に聴きたいアルバムと言ったらコレ! 名曲“The Christmas Song”をはじめとする楽曲は、オーセンティックなクリスマスを教えてくれる大切な一枚です。

エンターテイナー精神を窺わせるエピソードと選盤です。ただ、自分の幸せより人の幸せを優先しすぎないように、特別な日だけは自分のために恋してみてもいいでしょう。あと、わざわざイヴに冷蔵庫を購入するお宅というのも気になります……。

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