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第418回 ─ 週刊真木よう子

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/10/23   22:00
ソース
『bounce』 303号(2008/9/25)
テキスト
文/北野 創

きれいなおねえさんは、好きですか?


  凛々しい顔立ちとグラビア・アイドル級のナイス・ボディー、そして抜群の演技力を併せ持つ女優の真木よう子が、毎回異なる脚本家やキャストを迎えてさまざまな役柄に挑戦したTVドラマ「週刊真木よう子」。スチャダラパーやTOKYO No.1 SOUL SET、SLY MONGOOSEのメンバーらが音楽を担当したことでも話題となった同ドラマのサントラが、本編のDVD化に合わせてお目見えとなった。真木自身が歌うジャズ・スタンダードのカヴァー“GEE BABY AIN'T I GOOD TO YOU”で艶やかに幕を開ける本作は、壮大で無国籍な怒涛のサイケ・ジャムを展開するSLY MONGOOSEの新曲“Infant of Darkness”をはじめ、シネ・ジャズ調のクールな楽曲から、塚本功や渡辺俊美による大人の色気たっぷりのギター・インストまで、それぞれが独特の色と匂いを放っており、まるで音で聴く小洒落た掌編集といった趣。イイ女の周りにはイイ男が集まるわけで……つまりは、コレもそんな自然の摂理に基づいた産物なのでしょう。