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第5回 ─ TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〈エコでナイト〉――Caravan×OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND @ 新宿LOFT 2008年10月11日(土)

連載
TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY
公開
2008/10/16   20:00
テキスト
文/澤田 大輔

 今年でオープン10周年を迎えるタワーレコード新宿店では、現在〈TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〉と題してさまざまなイヴェントやキャンペーンを展開中! オモシロ企画が目白押しのこの1か月間を、bounce.comでは独自の視点で追いかけていきます! さて今回は、10月10日~12日にかけて新宿LOFTにて開催された、3夜連続記念イヴェントの第2夜〈エコでナイト〉のレポート。この日の出演はCaravanとOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND。独自のオーガニックなグルーヴを備えた両者が相見えた当日の模様を詳細にお伝えいたします。

■OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND

  アコギとヴァイオリンだけをバックに、たおやかな歌を聴かせる“Mask”、そしてスティール・パンをフィーチャーした“The Rain”。リラクシンなナンバー2連発でスタートしたOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND。MARTINは、司会の芸人・エハラマサヒロの持ちネタ(エロかっこいいヒューマン・ビートボックス)を真似てみたりして、微妙な笑いを誘う。「俺もCaravanは大好きなんで、今日はすごくいいよね」なんて語ったところで、お次はカントリー&ウエスタン・タッチの新曲へ。フロアが徐々に熱気で満たされていく。

  トラディショナルなアイリッシュ・ミュージックを消化した独自のサウンドを奏でる彼ら。その変幻自在でトリッキーな楽曲を支えているのは、鉄壁と言える演奏力だ。日本語詞が美しい“all the way”、ヴァイオリンが高らかに舞い踊る“Dissonant Melody”……。アクロバティックな展開を見せるナンバーを軽やかに繰り出していく。

  終盤にはエモーショナルでパンキッシュな勢いにあふれる楽曲を連発し、オーディエンスも歓声を上げながら大盛り上がり。特に、TOSHI-LOWのヴォーカルが鬼気迫る“Squall”は圧巻の一言だった。「今日はありがとう。これ以上、特に言うことがなくてすいません」なんてすっとぼけたMCでMARTINが再び笑いを取ると、ラストはインストの“Bamboo leaf boat”。数秒ごとに風景を変えていくような、めくるめく展開を見せるアグレッシヴなサウンドを叩きつけ、約1時間のステージは幕を閉じた。

■ザッハトルテ

  転換タイムのバー・ステージにはザッハトルテが登場。チェロとギター、アコーディオンという編成で奏でられる、ヨーロピアンな室内楽なのだが、のっけからギターの弦が切れまくったりと、その演奏はなかなかにアグレッシヴ。MCではややグダグダな(?)手品を披露するなど、芸人魂もあわせ持ったステージングに拍手喝采が沸き起こった。

▼OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、ザッハトルテの作品

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