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第3回 ─ TRU 2 DA GAME

連載
G-GRIND PRIX
公開
2008/07/31   22:00
ソース
『bounce』 301号(2008/7/25)
テキスト
文/DGノックアウト

余裕で生きてるぜ! それどころかオリンピックの季節だぜ! てなわけで、今月のグランプリはニューオーリンズが舞台、C・マーダーが標的だ!!


DG「島田、無事に新作が出たな……おめでとう!」

C・マーダー「(無視して)なあ、俺のことを島田って呼ぶ奴がいるけどさ、何なんだよ?」

DG「それは……昔『Bossalinie』の日本盤が出た時にだな、オマエとダズが共演した“Murder And Daz”に〈島田くんとダズくん~友情のデュエット〉っていう邦題が付いてたんだよ」

CM「ホウダイ?」

DG「まあ、なぜかサウスの作品にはふざけた邦題が付いたりするのさ」

CM「リル・ウェインとかな。でも、ナズだと〈ナズ君と秘密の生しぼり〉とかいうホウダイは付かないんだろ?」

DG「何でよくわかってるんだよ! まあそれはいいとして……『Screamin' 4 Vengeance』には兄ちゃんのマスターPが参加してないけど、もうオマエらは完全に別行動なの?」

CM「Pのことは尊敬してるぜ。ただ、俺はトゥルーの名を引き継いでストリートでやっていきたいんだよ」

DG「Pは息子のロミオとクリーン路線でやってるしな。配信メインだから俺には紹介する機会がないけどさ」

CM「兄貴は兄貴さ。俺は華のあるタイプじゃないし、大見得を切ってコンシャスぶるより、フッドに暮らしてる普通の連中の代弁者であり続けたいんだよ」

DG「なるほどね。オマエは昔から人望があることで有名だもんな。KLCとかノー・リミットを辞めた連中が口を揃えて〈Cだけは男だ〉って言ってるし」

CM「兄貴は財布の紐が固くてさ、俺が仲間のために賃上げ要求をして殴り合ったこともあったぜ……っていうか昔の話ばかりさせたいのかよ?」

DG「そうだ、新作にアーネスト・トゥーサンって奴が参加してるだろ」

CM「ああ、2セイントのことな」

DG「彼はアラン・トゥーサンの息子か何かなのか? 動画を観たら顔も似てるんだけど」

CM「……」

DG「何で黙ってるんだよ」

CM「それは俺がオマエのなかにいる俺だからだ。オマエの知らないことは答えられないのさ」

DG「なんてオチだ……」

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