余裕で生きてるぜ! それどころかオリンピックの季節だぜ! てなわけで、今月のグランプリはニューオーリンズが舞台、C・マーダーが標的だ!!
DG「島田、無事に新作が出たな……おめでとう!」
C・マーダー「(無視して)なあ、俺のことを島田って呼ぶ奴がいるけどさ、何なんだよ?」
DG「それは……昔『Bossalinie』の日本盤が出た時にだな、オマエとダズが共演した“Murder And Daz”に〈島田くんとダズくん~友情のデュエット〉っていう邦題が付いてたんだよ」
CM「ホウダイ?」
DG「まあ、なぜかサウスの作品にはふざけた邦題が付いたりするのさ」
CM「リル・ウェインとかな。でも、ナズだと〈ナズ君と秘密の生しぼり〉とかいうホウダイは付かないんだろ?」
DG「何でよくわかってるんだよ! まあそれはいいとして……『Screamin' 4 Vengeance』には兄ちゃんのマスターPが参加してないけど、もうオマエらは完全に別行動なの?」
CM「Pのことは尊敬してるぜ。ただ、俺はトゥルーの名を引き継いでストリートでやっていきたいんだよ」
DG「Pは息子のロミオとクリーン路線でやってるしな。配信メインだから俺には紹介する機会がないけどさ」
CM「兄貴は兄貴さ。俺は華のあるタイプじゃないし、大見得を切ってコンシャスぶるより、フッドに暮らしてる普通の連中の代弁者であり続けたいんだよ」
DG「なるほどね。オマエは昔から人望があることで有名だもんな。KLCとかノー・リミットを辞めた連中が口を揃えて〈Cだけは男だ〉って言ってるし」
CM「兄貴は財布の紐が固くてさ、俺が仲間のために賃上げ要求をして殴り合ったこともあったぜ……っていうか昔の話ばかりさせたいのかよ?」
DG「そうだ、新作にアーネスト・トゥーサンって奴が参加してるだろ」
CM「ああ、2セイントのことな」
DG「彼はアラン・トゥーサンの息子か何かなのか? 動画を観たら顔も似てるんだけど」
CM「……」
DG「何で黙ってるんだよ」
CM「それは俺がオマエのなかにいる俺だからだ。オマエの知らないことは答えられないのさ」
DG「なんてオチだ……」