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第382回 ─ ODDISEE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/07/31   23:00
ソース
『bounce』 301号(2008/7/25)
テキスト
文/川埜 英彦

野心的なニュー・プロジェクトが発動!

  ワシントンDC周辺の実力者が集うロウ・バジェット・クルーにおいて、ケヴ・ブラウンと並ぶ注目のトラックメイカーとされるオディッシー。DC生まれで現在はメリーランドに住まう彼は、ピート・ロックあたりに通じるループ職人として地下人気を集めているが、彼がアンノウン&コライと結成したトリオ=アヴェニュー・トゥーの作風は少し様子が異なる。今回リリースされた『Three Way Intersection』に広がっているのは、ブロークン・ビーツやアフロビートにも通じるアプローチで大きく展開していく、広い意味でのジャジー・グルーヴだ。緻密なビートが生音と融合して大きく飛翔していく際のスケール感は、彼が守ってきた〈定型〉には求め得ないもので、これは幅広いリスナーに聴いてほしい傑作だ。なお、従来型のオディッシー仕事に関しては、ちょうど日本編集のコンピ『101(One O One)』が登場したので、そちらもチェックしてほしい。