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第362回 ─ THE KILLING OF LENNON

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/06/12   22:00
ソース
『bounce』 299号(2008/5/25)
テキスト
文/山田 ヒデヒト

ジョン・レノン襲撃事件の真実に迫る2作品がDVD化!


  80年12月8日、ジョン・レノンが射殺された。撃ったのはマーク・デイヴィッド・チャップマン。ハワイからジョンにサインをもらいに来た、精神を病む青年だった。このたびDVD化された「チャプター27」は、彼の犯行に至るまでの謎めいた3日間を緻密に再現した映画である。ジャレッド・レトが役者魂を爆発させ、体重を30キロ増量しての複雑怪奇なキャラを熱演! サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を熱愛する過剰に繊細でアブなっかしい(太めの)青年像が、NYの寒々しい風景のなかでジワジワと浮き上がる内容だ。

 また、犯人の証言をもとに描かれた映画「ジョン・レノンを撃った男」もDVDで登場。こちらはチャップマンのアッパーな狂気がギミックまみれの映像世界でハジけている。主人公の外見もデブではなく、無精ヒゲ生やしてノリも結構軽め。まるで同一人物をモデルにしたとは思えないこの2作品を観て、初めて私たちは事件の真相を知ることができるのかも。
▼文中に登場したDVDを紹介。