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第311回 ─ RASMUS' FAVORITE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/03/06   23:00
ソース
『bounce』 296号(2008/2/25)
テキスト
文/ビグフォン

ラスマス・フェイバーは今年も飛ばすぜ!!

  現在の日本産ハウス隆盛のきっかけを遠く北欧から導き出した男、ラスマス・フェイバーの関連作が2タイトル登場です。まずは、意外にも彼にとって初のハウス・ミックスCDとなる『Rasmus Faber Love:Mixed』。幕開けはラスマスの名を一躍轟かせることとなった特大ヒット曲“Ever After”の2008年リミックス……まだその曲で引っ張るか!と思うことなかれ、一気に彼の新世界へ引きずり込まれる圧巻のニュー・ミックスですよ! 現在レコーディング中らしいオリジナル・アルバムの方向性をそのトラックで窺わせつつ、カスケイドやリール・ピープル、STUDIO APARTMENTらの人気曲の合間に、往年のハウス・ファンも意識したようなクラシックの別ミックスやカヴァーも交えて、粋に展開していきます。

 そして、フランキー・ナックルズがサトシ・トミイエに行ったように、自身の名を冠にしてのフックアップも忘れないラスマス。〈RF Presents〉シリーズの第3弾となるリチャード・アーンショウのトラック集『RF Presents Richard Earnshaw』には、ラテン・ハウスからテッキーな楽曲までを満載。ラスマスにも通じるリチャードのドラマティックなサウンドとセンスが魅力的です。どうやら2008年もラスマスの周辺からは目が離せなくなりそうですね!