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第134回 ─ 百花繚乱! 麗しく咲き誇る日本の女性R&Bシンガーたち

May J. 待望のフル・アルバムで大輪の花を開く新星!!

連載
360°
公開
2007/12/20   21:00
ソース
『bounce』 293号(2007/11/25)
テキスト
文/山西 絵美


 シェリル・リン“Got To Be Real”を反則スレスレの大胆さでサンプリングした“MY GIRL”を含むミニ・アルバム『ALL MY GIRLS』で、2006年に華々しくデビューを飾った現在19歳のMay J.。最近もZEEBRAの新作『WORLD of MUSIC』に招待されるなど日増しに評価を高めている彼女が、このたび満を持してファースト・フル・アルバム『Baby Girl』を完成させた。ANTY the 紅乃壱をフィーチャーしたBACK LOGICのリミックスも強烈だった先行シングル“DO tha 'DO tha'”で幕を開け、KEN-Uとのダンスホール曲“Baby Eyes”やVERBALとのド派手なクラブ・バンガー“HERE WE GO”、RHYMESTERの“B-BOYイズム”と同ネタのビートでTARO SOULと絡む“DESTINATION”など、ビッグ・チューンの数々をドカンと収録。いずれも誰がゲストであろうと自分の歌世界に相手を引きずり込んでいて、そんな新世代ならではの我の強さに驚かされるばかりだ。それはもちろんアルバム用の新録曲においても同様で、DJ JINやkj、冨田恵一といった名だたるプロデューサー陣の影に隠れることなく、キュートだけどコシの強いエキゾティックな歌声でミディアムもアップも難なくまとめ上げている。頼もしいというか、末恐ろしいというか……。

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