オレスカバンドの日常に迫る連載! 今回は、アメリカはユタでの映画撮影終了直後の彼女たちに迫りますよ!

来年、世界公開予定のハリウッド映画で音楽・主演を務めるオレスカバンド。今回は、アメリカはユタ州での映画撮影初体験の感想をリーダー(トロンボーン)&サキ(トランペット)に訊いてみました!
――ハリウッド映画の撮影現場はどんな感じだった?

リーダー「ウチらが勝手に〈巨匠〉と呼んでる撮影監督の人が、演奏シーンとかでウチらが動きまくってるから大変だろうけど、凄くいいシーンを撮ってくれたみたいで。普段は自分では撮らないで指揮するだけなんだけど、時々演奏シーンとかで現れて〈あっ、巨匠出てきた!〉とかみんなで言ったりして(笑)。映画監督さんは、焦ってるときでもジョークを飛ばしてくれたりだとかみんなに気を遣ってくれて、毎朝ウチらに会うことを楽しみにしてたみたいで凄く嬉しかった。役者さんたちは、彼らのおかげで演技しなくていいっていうか、そのままその人が言ったことに対して感じたままに応えればいいし、〈アクション!〉からの顔の変わり方とかも凄かった」
サキ「サウンド・クルーが英語の悪い言葉をいっぱい覚えさせたがるんですよ。それで監督のところに歩いて行って、その言葉を吐いて帰ってくるっていうのをやってました(笑)。監督は〈何を言ってんねん!〉って爆笑してて(笑)。それで、今度は彼らが日本語の悪い言葉も覚えようみたいになったんで、最初〈クソ野郎〉にしようと思ったんだけど、言われるとあんまいい気持ちがせえへんから、〈ウンコ食べた〉って言葉を教えたらみんなずうっと言うんですよ(笑)。そういうコミュニケーションをいろいろ取って、映画スタッフとの会話も増えていって凄く楽しい現場でした」

リーダー「撮影スタッフの人たちとは、初めて演奏シーンを撮った日から徐々に距離が近くなってきた。〈ほんまにキミたちはかっこいいよ!〉って言ってもらったりして。だから、ウチらに言葉はいらんなっていうか、ウチらを説明するのにライヴをするのがいちばん早いなって思いました。音楽ってやっぱりめっちゃエネルギー持ってるなって思ったし、それに反応してくれるのもわかったし」
サキ「最終日は撮影クルーからギフトをもらったりして、ウチらも〈Thank You Notes〉を書いてウチらのCDといっしょに贈って、もう泣きまくりで。クルーのみんなも〈もお、ここにおれよ〉って言いながら泣いてて。〈いい映画にしようね〉とか〈キミらといっしょに仕事ができてほんまに良かった〉とか言ってくれて、〈いや、ウチらかって〉っていうホンマに楽しいユタでした。(アメリカ滞在の)3か月間は、毎日毎日ほんま笑ってて良かったです」
リーダー「もうすぐ3か月ぶりに日本に戻るんだけど、周りに大阪弁しゃべる人がおらんかったから、だんだん大阪弁が抜けてきました(笑)」
PROFILE
オレスカバンド
大阪は堺で結成された女子6人組のスカ・ロック・バンド。今夏、全米デビュー・アルバム『ORESKABAND』(TERRY DOLLAR RECORD$)を引っ提げて〈ワープト・ツアー〉に参加後、そのまま自身が音楽・主演を担当する来年公開予定のハリウッド映画のサントラ・レコーディングに突入。その後、映画撮影も順調に進み、帰国後の大阪ロケで撮影はクランクアップする予定。最新のスケジュールは〈www.oreskaband.com〉でチェック!