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第235回 ─ EX MACHINA

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/10/25   23:00
ソース
『bounce』 292号(2007/10/25)
テキスト
文/村尾 泰郎

CGアニメの最高峰は、音楽も超強力だぞ!!


2007年/日本 原作/士郎正宗 監督/荒牧伸志 プロデュース/ジョン・ウー 音楽監修/細野晴臣 衣装監修/ミウッチャ・プラダ 声の出演/小林 愛、山寺宏一、岸祐二他 東京・お台場シネマ・メディアージュ他、全国公開中(配給/東映)

  映画「APPLESEED」の続編となるフルCGアニメ「EX MACHINA」がついに劇場公開された。ジョン・ウーがプロデュースを手掛け、プラダのデザイナーが衣装デザインを担当するなど、さらにスケールを増した本作。そのサントラを監修したのは、ザ・ワールド・シャイネスを始動させたばかりの細野晴臣だ。御大の掛け声のもと、日本のテクノ/ロック・シーンから豪華なラインナップが勢揃い。レイ・ハラカミ、AOKI takamasa、RADIQ a.k.a. Yoshihiro Hannoなど、YMOチルドレンともいえる新世代のアーティストたちに加えて、テイ・トウワの“EX-Boy”にはコシミハルが参加。その他、m-flo製の艶やかなヴォーカル・トラック“Love Me After 12AM”やKYONO(THE MAD CAPSULE MARKETS)の新プロジェクト=WAGDUG FUTURISTIC UNITYによるラウドでテクノな“ILL MACHINE”など、ヴァラエティー豊かなナンバーが並んでる。また細野自身も、坂本龍一と高橋幸宏とのHASYMOで“RESCUE”を含むエレクトロニカなタッチの3曲を、本人名義で7曲を提供しているが、なかでもコーネリアスとの“METALIC VELOCITY”はソリッドなカッコ良さ。また、モデルの太田莉菜が歌う細野書き下ろし曲“PUZZLE-RIDDLE”のキュートさにも注目していただきたい! 劇場に足を運ぶ前に、ぜひともこのサントラ盤でテンションを高めてみては?

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