劇的なフィナーレから約3年、オービタルの周辺がまたまた熱くなってきましたぜ!!
UKテクノの王道サウンドといえば名前が挙がるところ、テクノ・ファンにとっては避けて通ることのできない重鎮として君臨し続けたハートノル兄弟ことオービタル。残念ながら2004年に解散してしまったが、今年に入ってから兄弟それぞれの新たな活動が形になって現れてきている。兄のフィルが新ユニットのロング・レンジを結成してアルバム『Madness And Me』を先日発表したのに続き、今回は弟のポールがソロ名義で『Ideal Condition』をリリース。オービタルの〈その後〉をハッキリ感じさせるハイ・クォリティーな内容で、ファンなら当然大満足できるに違いない。一方ではオービタルの歴史を総括するようなゴツイ代物も登場。しかも単なるベスト盤とかじゃなく、かの〈グラストンベリー〉出演時の音源をまとめた10年分のライヴ・ベスト『Live At Glastonbury 1994-2004』です。大クラシック“Chime”をはじめ、代表曲はほぼ収録した2枚組。全16曲でDVDまで付いてるし! ほら、〈WIRE04〉の感動がまた甦ってきそうでしょ? テクノ親父の涙腺を緩ませる逸品ッス。