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第151回 ─ MICHAEL BRECKER

みんなマイケルのブロウが大好きだった・・代表作のほんの一部をご紹介!

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/06/07   22:00
ソース
『bounce』 287号(2007/5/25)
テキスト
文/本橋 卓

PAUL SIMON 『Still Crazy After All These Years』 Columbia(1975)
長年に渡ってマイケルがライヴ時のバック・バンドも務めていたポール・サイモンによる、都会派ポップの金字塔的傑作。ソロこそないが、デヴィッド・サンボーンらと共にパワフルなホーン・セクションを担っている。

BRECKER BROTHERS 『Heavy Metal Be-Bop』 One Way(1978)
フランク・ザッパ・バンドで意気投合した変態ドラマー=テリー・ボジオを迎えての濃厚なライヴ盤。エフェクターを掛けたサックスでギンギンに吹きまくる“Some Skunk Funk”をはじめ、とにかくモーレツなジャズ・ロック大傑作!

PAT METHENY 『80/81』 ECM(1980)
ジョニ・ミッチェルのライヴ盤『Shadows And Light』で共演したパット・メセニーが、当時スタジオ仕事で多忙だったマイケルのジャジーな側面を剥き出しにしてみせた問題作。後年のマイケルのジャズ志向を導き出した、意義深い一枚だ。

JACO PASTORIUS 『The Birthday Concert』 Warner Bros.(1981)
ジャコのビッグバンドにゲスト参加した絶頂ライヴ! グルーヴィーなベースの上をドライヴしまくり、相方のテナーマン=ボブ・ミンツァーとのバトルでは圧倒的な手数でマイケルに軍配が上がる。とにかく熱気ムンムン!

DIANA ROSS 『Why Do Fools Fall In Love』 RCA(1981)
エスター・フィリップスやパティ・オースティンといったソウル系歌姫の作品では、しっとりエロ系なプレイに徹するマイケル。今作に収録された“Sweet Nothings”でのソロは、まさに歌伴の極みというべき泣きの1曲!

DONALD FAGEN 『The Nightfly』 Warner Bros.(1982)
マイケル・フランクスの『Sleeping Gypsy』をはじめ、AORの名盤でも泣きのソロで華を添えまくっている彼が、第一級のスタジオ・ミュージシャンぶりをここでも発揮! “Maxine”での哀愁の間奏はまさに今作の隠し味的名演だ。

MICHAEL BRECKER 『Two Blocks From The Edge』 Impulse!(1998)
マッコイ・タイナーの95年作『Infinity』への参加あたりから直球ジャズ志向で怪演を連発しはじめたマイケルの90年代を代表する名作。アクロバティックなパッセージを連発するテクニシャンならではの自作曲も光る!!

ODEAN POPE SAXOPHONE CHOIR 『Locked And Loaded』 Half Note(2006)
病に倒れる直前まで数多くのセッションに引っ張りダコだった彼だが、今作はそのなかでも1、2を争う内容の濃さ。ジョー・ロヴァーノ、ジェイムス・カーターらと繰り広げるは、まさにモーダル・サックス合戦!!

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