1. THE BEAUTY ROOM 『The Beauty Room』 Peacefrog(2006)
イアン・オブライエン&カーク・ディジョージオによる、昨年きってのバレアリック・ソウル。ブラウンズウッドで活動するヘリテイジ・オーケストラ(デオダートもアレンジ参加!)の贅沢なストリングスとホーンにうっとり。
2. ZERO 7 『When It Falls』 Ultimate Dilemma(2004)
彼らの作品ではお馴染みのシーア嬢や、テリー・キャリアーに激似のモーゼスがヴォーカルを取った2作目。淡々としたアコースティックなサウンドながら、じんわり滲み出してくるソウル感覚に思わず涙してしまうほどの良作。
3. THIEF 『Sunchild』 Sonar Kollektiv(2007)
ジャザノヴァのメンバー2人が参加した、フォーキーなバレアリック歌モノ盤。均整の取れたドラム・プログラミングにアコギとストリングスがバッチリ噛み合った味わい深い内容で、シンガー・ソングライター系AOR作品としてもオススメ。
4. JOSE GONZALEZ 『Veneer』 Imperial(2005)
ほぼギター一本で淡々と歌い上げるフォーキー・ソウルなシンガー・ソングライター。ラテンの血を引くだけあって、時々顔を覗かせるボサノヴァ風味やフラメンコ的なフレーズもバレアリックな雰囲気を醸し出す。ゼロ7の近作にも参加。
5. BENNY SINGS 『I Love You』 Sonar Kollektiv(2005)
ジャミロクワイとかタルクみたいに、ちょいライトなファンキーさを備えたブルーアイド・ソウル歌手。しつこすぎないポップさと爽やかなヴォーカルがAORファン向けです。青春映画の挿入曲みたいな“Little Donna”が最高。
6. 『The Big Chill』 Resist(2006)
UKで行われているユルユル音楽フェスの同名コンピ。このコーナーで紹介している面々をはじめ、フィンクやジェイミー・リデルら、他にもエレクトロニカやソウル、ソフト・ロックなど、クラブ・ミュージックを通過した耳にすんなり馴染む好セレクション。