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第133回 ─ PAT METHENY / BRAD MEHLDAU

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/04/12   17:00
更新
2007/04/19   17:24
ソース
『bounce』 285号(2007/3/25)
テキスト
文/岡本 大輔

最強タッグが最強クァルテットへ発展?


 さまざまなギターを操ってキャンバスにカラフルな色を重ねていくパット・メセニー。モノクロームなトーンでリリカルに音を紡ぐ〈鍵盤の詩人〉ことブラッド・メルドー。ある意味対照的な天才2人がタッグを組んでファンをアッと言わせた『Metheny/Mehldau』からわずか半年、早くもその第2弾となる『Quartet』が届いた! デュオ的性格の強かった前作から一転して、今作ではメルドー・グループのリズム隊であるラリー・グレナディアとジェフ・バラッドを加えた最強クァルテットで挑む!とのことで意気込んで聴いてみたら、これが何ともメロウで心地良いのなんの。でもよ~く覗いてみるとその深さたるや……。“The Sound Of Water”などの瞬時に空気を浄化してくれる美旋律の数々は、〈ジャズってなんか小難しそう〉と思っている人にこそ聴いてほしい。何たってジャズの既成概念を打ち破ってきた2人ですからね!