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第124回 ─ THE CHRONICLE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/03/08   15:00
更新
2007/03/08   20:51
ソース
『bounce』 284号(2007/2/25)
テキスト
文/轟 ひろみ

ドクター・ドレー周辺が騒がしくなってきた?

 噂ばかり先行する新作『Detox』がいよいよ9月に登場!?なんて情報もあるなか、ドクター・ドレーの功績を遡るのに最適の作品が連発! 西海岸ギャングスタ・ラップの開祖=NWAのベスト盤『The Best Of NWA -The Strength Of Street Knowledge』と、NWA離脱後のドレーが設立したデス・ロウの15周年を記念したコンピ『15 Years On Death Row : The Definitive Collection』です。アイス・キューブらの荒々しいラップとドレーの鋭いビートが衝突しまくる前者、スヌープ・ドッグらと創出したGファンクの定番を満載した後者、どちらも説明不要のマスト盤。後者は2パックの“Pain”といったレア曲や別ヴァージョンの多さも魅力でしょう! で、ついでに紹介するのが胡散臭いトリビュート盤『A Chronic Tribute To Dr. Dre』。レイジー・ボーンやパープル・シティ、ビッグ・サイク、ヤックマウスらが参加していて、存外に聴きモノ揃いですよ。