毎回素敵なダンディをお迎えしてお送りする〈月刊太田・ダンディ食堂(DANDY SHOCK-DO!!)〉。今月は90年代はじめに〈渋谷系〉と呼ばれたムーブメントの代表格的バンドとして人気を博したVENUS PETERの沖野俊太郎さん、古閑裕さんの2人をお迎えしました。バンドは94年に解散しましたが、それから12年の時を経て昨年12月になんと再結成。ニュー・アルバムのリリース、そしてライヴ・ツアーも決定とバリバリの現役として戻ってきたVENUS PETERに注目です!

太田:おやじ同士がんばりましょう!
沖野俊太郎(ヴォーカル&ギター、以下沖野)&古閑裕(ベース、以下古閑):(笑)。
太田:若いヤツらなんてカッコ悪いっすよね?
古閑:いやいや、若い人に支えられてるんで(笑)!
太田:ところで、こないだ渋谷のおでん屋「ロク」で〈太田ナイト〉やらせてもらったんですけど、〈渋谷系〉当時のなつかしい面々が集まってくれて。でも、ツェッペリンとプログレしかかけないDJしました(笑)。気持ちよかったなぁ~。
古閑:それ、おでんが気持ち悪くならないか~? もうロック・バーじゃないですか。
太田:次はね、〈渋谷系ナイト〉やりたいね。それにしても〈渋谷系〉ってちゃんと今に伝えられないよね~。歴史を湾曲してるよ! 正しく伝えていこうよ!
渋谷を中心としたクラブ、CD/レコード・ショップから発信された音楽、文化をさして〈渋谷系〉と言ったのですが、当時太田は渋谷のド真ん中のCDショップにて発信、VENUS PETERはあのトラットリア・レーベルからリリースしていました。
太田:もともとは打ち上げつながり? だよね(笑)。あの1枚目のアルバムに入ってる曲、なんでしたっけ? エヴリー・なんとか……? あれ大好きだったんだよ。
古閑:えっ?? なんだろう。
沖野:“Mighty Mystic Eyes”?
太田:そう!
沖野:全然ちがう(笑)。
太田:それが大好きだったんだよな。
古閑:太田さんこそ歴史が湾曲されてますよ(笑)!
太田:湾曲っていうか、単純に忘れてる(笑)。ところで梶野(彰一/レコード・バイヤー、ラバレイユ・フォト)がVENUS PETERのステージで踊ってたのは?
沖野:ワンダーリリース(レーベル。VENUS PETER初期のリリース元)の頃かな。
太田:で、なんで踊ってたの?
沖野:勝手に。(古閑に向かって)だよね?
古閑:そう(笑)。
太田:(笑)。ステージと客席の敷居がなかったんだね。
古閑:なんか恒例だった。
沖野:最初友達が踊ってて、そのうち知らない人も踊ってた(笑)。
太田:今だと知り合いがダイブしてるみたいな感じなのかな。ギターウルフのライヴみたいだね。