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第79回 ─ TEENA MARIE

ティーナ・マリーが現行シーンに与えた影響

連載
NEW OPUSコラム
公開
2006/07/06   22:00
ソース
『bounce』 277号(2006/6/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

 ティーナ・マリーを知らなくても、フージーズ“Fu-Gee-La”でローリン・ヒルが歌う〈ウ~ラララ~♪〉は誰でも知ってるはず。その“Ooo La La La”はもちろん、メイスやファーム、スヌープ、エリック・サーモンらがこぞってサンプリングした“Square Biz”などもティーナの名声を永続させてきた名曲だ。一方、イヴやヨー・ヨーら女性MCからの客演ラヴコールが目立つのは、独立心の強い女性アーティストとしての立ち位置がリスペクトされた結果なのだろう。このようにR&B/ヒップホップ界隈への影響が中心ではあるが、バー・サンバが“Portuguese Love”をアップリフティングにハウス・カヴァーしていたことも忘れてはならない。

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