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第79回 ─ TEENA MARIE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2006/07/06   22:00
ソース
『bounce』 277号(2006/6/25)
テキスト
文/出嶌 孝次、林 剛

『Irons In The Fire』 Motown(1980)
リチャード・ルドルフ制作の『Lady T』からわずか半年で発表された、初のセルフ・プロデュース・アルバム。リック師匠のパンク・ファンク感を忍ばせたダンス曲“I Need Your Lovin'”から美麗なバラードまで、徐々に個性も露わに。
(林)

『It Must Be Magic』 Motown(1981)
モータウンでの最終作。前作『Irons In The Fire』をスケールアップさせたような仕上がりで、壮麗なダンス・チューンの表題曲や“Square Biz”、ラテン・ジャズ風バラード“Portuguese Love”など名曲揃い。ジル・ジョーンズも参加。
(林)

『Robbery』 Epic(1983)
ポール・ライザーのストリングス・アレンジも光るエピック移籍第1弾。ヒステリックなヴォーカルが映えるロック・チューンもいいが、アグレッシヴな“Fix It”など、電気ファンク路線に佳曲が目立つ。
(出嶌)

『Starchild』 Epic(1984)
自作自演度をアップさせつつ、同時期のシンディ・ローパーに通じる疾走ポップからブラコン気分のファンクまで多彩な楽曲を披露。同年に逝去したマーヴィン・ゲイへ捧げた“My Dear Mr. Gaye”が美しい。
(出嶌)


『Naked To The World』 Epic(1987)
お馴染み“Ooo La La La”やリック・ジェイムズとの再会共演曲“Call Me(I Got Yo Number)”を収録したエピックでの4作目。音色はデジタルでもメロディーの人懐っこさがティーナらしさを伝える。
(林)

『La Dona』 Cash Money/Universal(2004)
最晩年のリック・ジェイムズとの共演もいまとなっては貴重なキャッシュ・マネーからの復活作。ジェラルド・レヴァート、コモン、ベイビー、MCライトらの客演も話題となったが、変わらぬ歌声で現代と対話する姿が素晴らしい。
(林)

RICK JAMES 『The Definitive Collection』 Motown
ティーナのデビューに寄与し、彼女にスタジオ・ワークを伝授した元祖不良ファンカーのベスト盤。熱烈なバラード“Fire & Desire”は、かつて恋仲だった2人のカラミっぷりに汗が出そうな名デュエットだ。
(出嶌)