川辺:ポリス初来日のNHKのライヴを中2の春休みにクローム・テープにはじめて録って。
太田:エアチェック?
川辺:そう、それいまだにあるんだけどすっげえカッコいいよ。
卓球:〈FMライヴ・スペシャル〉? トーキング・ヘッズとかクラフトワークとかやったよね。
川辺:トーキング・ヘッズとか超カッコよかった!
卓球:クラフトワークとか最初のナレーションいまだに言えるもん。
川辺:(爆笑)
卓球:「FMライヴ・スペシャル。本日は西ドイツのテクノ・ポップの元祖とも言われるクラフトワークのライヴをお送りします」だって。
太田:(笑)かたい!
卓球:共産圏のラジオみたいだよね。
川辺:ダハハ!
太田:最初から録ってあるんですか?
卓球:いまだにありますよ。その時のオンエアは海賊盤になって売ってますよ。間違えてるところとか覚えてますから、絶対その時のものですよ。
川辺:当時のクラフトワークは演奏間違えてるの?
卓球:手弾きが多かったからね。
という音楽少年が大人になってどんな音楽を鳴らしているのか?はInKのアルバム『C-46』、そして予定されているライヴでご確認を~。
太田:こないだディーヴォの人がテレビに出てるの見ましたよ。いま映画音楽? テレビの音楽?かなんかやってるんですよね?
川辺:それで思い出したけど、あいつもすごいことになってるね。SPK!
卓球:グレアム・レベル。だってハリウッド映画やってるもんね、いっぱい。
川辺:あとオインゴ・ボインゴの……。
太田:ダニー・エルフマン!
川辺:あの人もいまや大御所だもんね。オインゴ・ボインゴから、って(笑)。
卓球:だったらSPKでしょ!? ノイズからハリウッドって(笑)。距離あるよー。
川辺:ドン・レッツのやつ、見た?
卓球:「PUNK:ATTITUDE」?
太田:すごい良かったですよね。
卓球:面白かった。
川辺:そのなかで人気あったけどレコード出なかったバンドの人のインタビューがあって。「いま何やってる?」っていったらソフィア・コッポラの映画「ロスト・イン・トランスレーション」とかのデザイナーとして参加してるって(笑)。そのギャップがすごくってさ。ビックリしたね。
太田:「PUNK:ATTITUDE」見て再認識しましたもん、パンクはニューヨークからだった、って。いまさらながら(笑)。
川辺:ねえ。
太田:今回80'sは意識してないんですか?
川辺:(笑)。意識って……ねえ? 80'sにならないようにはしてた(笑)。
太田:卓球さんの声とかね、サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)みたいに聴こえて。
卓球:(爆笑)。去年、サマーソニックで対バンしましたからね。
太田:あと2曲目とかトム・トム・クラブのような感じを。
川辺:石黒(JAYPEG/ex.イルドーザー)も「卓球さんのニューウェイヴ声ヤバイですね!」って言ってた(笑)。地声でニューウェイヴ声ってスゲーな!(笑)意識して出してるんじゃなくて。
太田:ギャハハハハ!
川辺:持って生まれた、神から授かったニューウェイヴ声!(笑)
卓球:プログレ声じゃなくてよかったよね~(笑)。