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第23回 ─ ゲスト:InK

第23回 ─ ゲスト:InK(2)

連載
月刊太田・ダンディ食堂 
公開
2006/04/26   20:00
更新
2006/07/20   19:24
テキスト
文/羽切 学


川辺:ポリス初来日のNHKのライヴを中2の春休みにクローム・テープにはじめて録って。

太田:エアチェック?

川辺:そう、それいまだにあるんだけどすっげえカッコいいよ。


卓球:〈FMライヴ・スペシャル〉? トーキング・ヘッズとかクラフトワークとかやったよね。

川辺:トーキング・ヘッズとか超カッコよかった!

卓球:クラフトワークとか最初のナレーションいまだに言えるもん。

川辺:(爆笑)

卓球:「FMライヴ・スペシャル。本日は西ドイツのテクノ・ポップの元祖とも言われるクラフトワークのライヴをお送りします」だって。

太田:(笑)かたい!

卓球:共産圏のラジオみたいだよね。

川辺:ダハハ!

太田:最初から録ってあるんですか?

卓球:いまだにありますよ。その時のオンエアは海賊盤になって売ってますよ。間違えてるところとか覚えてますから、絶対その時のものですよ。


川辺:当時のクラフトワークは演奏間違えてるの?

卓球:手弾きが多かったからね。

 という音楽少年が大人になってどんな音楽を鳴らしているのか?はInKのアルバム『C-46』、そして予定されているライヴでご確認を~。

太田:こないだディーヴォの人がテレビに出てるの見ましたよ。いま映画音楽? テレビの音楽?かなんかやってるんですよね?

川辺:それで思い出したけど、あいつもすごいことになってるね。SPK!

卓球:グレアム・レベル。だってハリウッド映画やってるもんね、いっぱい。

川辺:あとオインゴ・ボインゴの……。

太田:ダニー・エルフマン!

川辺:あの人もいまや大御所だもんね。オインゴ・ボインゴから、って(笑)。

卓球:だったらSPKでしょ!? ノイズからハリウッドって(笑)。距離あるよー。

川辺:ドン・レッツのやつ、見た?

卓球:「PUNK:ATTITUDE」?

太田:すごい良かったですよね。

卓球:面白かった。

川辺:そのなかで人気あったけどレコード出なかったバンドの人のインタビューがあって。「いま何やってる?」っていったらソフィア・コッポラの映画「ロスト・イン・トランスレーション」とかのデザイナーとして参加してるって(笑)。そのギャップがすごくってさ。ビックリしたね。

太田:「PUNK:ATTITUDE」見て再認識しましたもん、パンクはニューヨークからだった、って。いまさらながら(笑)。

川辺:ねえ。

太田:今回80'sは意識してないんですか?

川辺:(笑)。意識って……ねえ? 80'sにならないようにはしてた(笑)。

太田:卓球さんの声とかね、サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)みたいに聴こえて。

卓球:(爆笑)。去年、サマーソニックで対バンしましたからね。

太田:あと2曲目とかトム・トム・クラブのような感じを。

川辺:石黒(JAYPEG/ex.イルドーザー)も「卓球さんのニューウェイヴ声ヤバイですね!」って言ってた(笑)。地声でニューウェイヴ声ってスゲーな!(笑)意識して出してるんじゃなくて。

太田:ギャハハハハ!

川辺:持って生まれた、神から授かったニューウェイヴ声!(笑)

卓球:プログレ声じゃなくてよかったよね~(笑)。

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