毎回素敵なダンディ(性別問わず)をお迎えしてお送りする〈月刊太田・ダンディ食堂(DANDY SHOCK-DO!)〉。今回のゲストは、2月22日にニュー・アルバム『mask』をリリースしたACOさんです。砂原良徳、Kj(Dragon Ash)、アオキタカマサ、澤井妙治(portable [k]ommunity)、そして本人がサウンド・プロデュースを手掛け、前作から約2年8ヶ月ぶりに完成したこのアルバム。で、その間ACOさんはベルリンに一年住んでいたんだって。知ってた?
ACO:最近ヨガをはじめたんです。都会のOLっぽく(笑)。ベルリンにちょっと住んでいたから、日本で流行っているものにすごく飢えてたっていうこともあって。
太田:はまったんだ?
ACO:ウドオイルっていうオイルがあって。マクロビオティックって肉を食べないじゃないですか?
太田:そうなんですか?
ACO:そうなんです。でも人間は必要な脂をとらないといけないから、その必要な栄養が凝縮されてるのが、ウド博士が開発したのがウドオイルで(笑)。飲んでもいいし、料理に使ってもいいんだけど熱を通しちゃいけないの……って、私もすっかりヨガにはまってこういうこといろいろ調べて、いろんな本読んでるんですけど、うさんくさい本もありますね!(笑)〈これで病気が直りました!〉とか。
太田:だははは。
ACO:私、バレエをやってるんですけど、そのバレエ教室にヨガ教室もあったんですよ。で、はじめてやったらすごい汗かくし体に良さそうで。やってみると意外といいですよ。
太田:ヨガに目覚めたんだ?
ACO:やっぱり海外から帰ってきたら〈日本っていい国だなあ〉って思って。そうしたら、呑気にヨガでもやってみる?みたいな気持ちになってきたんですよね。
太田:(笑)ベルリンはそんなに呑気じゃないの?
ACO:そんなに呑気にしてられなかったですね。生活するのに大変で。郵便局行っても英語が通じない、とか。
太田:どれくらいいたんですか?
ACO:1年。夏はいいと思いますよ。でも冬は超寒い。なんか寒さの種類が日本にはない。痛い。マイナス20℃とかになるんですよ。
ずいぶん別世界のようですが。さて、ACOさんは日本に戻ってきてから感じた「日本人の持っている良さを出したかったですね。“ya-yo! ”(アルバム1曲目)のPVには、おぎやはぎさんに出てもらったんですよ。ベルリンから帰ってきてから、おぎやはぎのこと知って。面白い!」とのこと。話はヨガに戻ります。
ACO:ありえない格好とかさせられますからね。いいですよ、あれは。屈辱感もたっぷり味わえる(笑)
太田:屈辱感ね(笑)。知り合いのスポーツバーでヨガの番組流れてて。おかしいよね、あのポーズが。
ACO:男の人とかも結構やってるからね~。すごい筋肉つくと思う。
太田:あと痩せるでしょ?
ACO:痩せる、痩せる。
太田:体重支えたりするポーズ多いでしょ?
ACO:ある、ある。カエル・バランス、みたいなポーズとか。
太田:ツイスターゲームがうまくなっちゃうね!
ACO:そう、そう(笑)超なつかしい~。古いー。
太田:あのゲームもヨガの一部でしょ?
ACO:ヨガやってる人があのゲームやったら美しいでしょうね。