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第39回 ─ Happy Birthday, John

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NEW OPUSコラム
公開
2005/11/04   13:00
更新
2005/11/04   13:37
ソース
『bounce』 270号(2005/10/25)
テキスト
文/大野 貴史

日本人アーティストの想いが集結した、ジョン・レノン・トリビュート盤が登場!!

  ジョン・レノンの生誕65周年を記念して作られた、日本人アーティストによるトリビュート・アルバム。なんと、これが世界初のオフィシャル・トリビュート作になるのだという。しかも全14曲のうち10曲が、このアルバムのために録音された音源だ。100sの“Oh My Love”は、とことんスウィート。宮沢和史の“God”は恐ろしいほど切実。PUFFYの“Lucy In The Sky With Diamonds”は、あどけなくて楽しげ。フジファブリックの“Love”は徹底的にシリアス。Bonnie Pinkの“Revolution”は、どこまでも牧歌的……といった具合に、どちらかといえば原曲に忠実なカヴァーが多い。そんななか、途中からソウルフルなダンス・ミュージックに変貌を遂げるドリカムの“Beautiful Boy(Darling Boy)”や、スペイシーなテクノにトランスレーションされたナカコウの“Tomorrow Never Knows”あたりが果敢なトライを見せてくれていておもしろい。いずれにしても、それぞれが愛情を込め、そしておそらく少しばかりのプレッシャーを感じながら、でも最終的には楽しんで作り上げている。まさに〈ジョンの魂、百まで〉である。