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第38回 ─ ELECTRIC

連載
NEW OPUSコラム
公開
2005/11/04   13:00
更新
2005/11/04   13:41
ソース
『bounce』 270号(2005/10/25)
テキスト
文/卯之田 吉晴

大人気のインサイトに続き、エレクトリックのメンバーたちがソロ・ステップを開始!!

 2003年夏にリリースしたデビュー作『Life's A Struggle』がここ日本でも大人気となったボストン発の5MCグループ=エレクトリック。特にサウンド・プロダクションの要でもあったインサイトは、ソロ作のリリースや自身のレーベル設立など多方面での活躍が目立つようになり、今後のグループとしてのさらなる飛躍が期待されていたわけだが……どうやら肝心のエレクトリック本体は残念ながら活動休止状態に陥っていたようだ。が、他のメンバーも黙っちゃいないとばかりに今回新作を引っ提げてシーンにめでたく復帰を果たした。まずはグループ屈指のキャリアを誇るMC=ダガーが、そのインサイトの全面バックアップを得て、『Object In Motion』でソロ・デビュー。アグレッシヴな電子音が印象的な先行曲“De Ja Vu”をはじめとする多彩なトラックをバックに彼自身の力強くスキルフルなラップが実に聴き応えアリだ。

 片や、残る3MCが新たに結成したグループ=プロジェクト・ムーヴの『Love Gone Wrong/The Butterfly Theory』は、サウダージ感も湛えた心の琴線に響くメロウなサウンドが印象的。加えて3人が織り成すマイク捌きも秀逸だ。いま思えば、やはり精鋭集団だったエレクトリック……それぞれの今後に期待したい。