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第70回 ─ タカツキの愛すべき、生まれて育っていくミュージック・サークル

タカツキが共鳴する音楽家、『タカツキタツキ』と共振する音楽

連載
360°
公開
2005/07/28   12:00
更新
2005/07/28   13:01
ソース
『bounce』 267号(2005/7/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

D'ANGELO 『Brown Sugar』 EMI(1995) 〈ニュー・クラシック・ソウル〉を牽引したハンサムによる屈指の名盤。「全曲が名曲ですね。迷ったらいつもここに立ち返るような、そんなアルバム」。

TERRY CALLIER 『Occasional Rain』 CTI/MCA(1972) シカゴのジャズ~フォーキー・ソウル大家。90年代に〈再発見〉されて以降はコンスタントに作品をリリース中。「フォーク、ジャズ、ソウル、ロックなどあらゆる要素が溢れていて、深みのあるビューティフル・ヴォイスに大人の渋味を感じますね」。

COMMON 『Be』 Getting Out Our Dreams/Geffen(2005) シンプルでソウルフルな表現に的を絞った現在ヒット中の快作。「これがなかったら、もうヒップホップなんてどうでもいいやとか、自分の作品がヒップホップって呼ばれんでもいいや、って思うようになってたかもしれないですけど、カニエ・ウェストとコモンのこのアルバムがあって、やっぱ自分のやってるのはヒップホップなんやって思いました。コモンはホンマにお手本ですね。迷った時にもこの人がいるから大丈夫だなというか。僕のやってることはそんな間違ってないって。ディアンジェロもそうやけど、こういう人たちがいることで強さをもらえる」。


BLACK SHEEP 『Non-Fiction』 Mercury(1994) ネイティヴ・タン系人気グループ、最後の名作。サラーム・レミがプロデュースで参加。「僕の〈無人島に持っていく一枚〉ですね。サラームの作るコード感とかがめちゃくちゃ好きで。サラームは一時レゲエ方向に行ってて名前を聞かんようになったなと思ったら、いきなりナズをやってる!とか。僕もレゲエが凄く好きやから、レゲエを知ってて作品に封入してはる人はいいなあ、と思います」。

フィッシュマンズ 『空中 ベスト・オブ・フィッシュマンズ』 ポニーキャニオン  今年出たばかりのベスト盤。「シングルの“GO GO ROUND THIS WORLD!”は物凄くヒップホップですね。『空中キャンプ』もですけど。フィッシュマンズ好きなんだけどヒップホップは聴いてない人とか、その逆の人たちがいるのはなんでやろ?っていうのは思ってて。ベスト盤聴いたら“It's A New Day”を丸使いしたヴァージョンとかがあって、彼らもやっぱ絶対ヒップホップが大好きやったんや!って知れて嬉しかったですし」。

SMRYTRPS 『PALETTE』 nrecords(2005) 締め切りギリギリでSMRYTRPSのニュー・アルバムが到着!! 今回は3作目にして初めてY.O.G.とDJカトウケイタが全面プロデュースにあたり、タカツキはいちMCに徹しての参加。サイフォンコードの2人とメテオも含めた5MCの各々に見せ場が用意され、最高のサマー・チューン“Summerdaze”も搭載した注目盤となっている。「SMRYTRPSのサムライは戦国時代や幕末というよりは元禄~化政時代のユルいサムライ像が濃いと思います」。

SUN RA & HIS OUTER SPACE ARKESTRA 『Nuclear War』 Atavistic(1982) ヨ・ラ・テンゴのカヴァーでも知られるサン・ラの問題作。「ヒップホップができる前からヒップホップだった一枚。深いメッセージとリラックスしたスタンスのバランスが絶妙で……」。

DONNY HATHAWAY 『Live』 Atlantic(1971) 鍵盤を操って新しいソウルの光と道を拓いた人。『タカツキタツキ』で盟友タケウチがウーリッツァーを多用しているのもダニーの影響らしい。「演奏も好きですけど、お客さんまでがハモッたりして最高。ソウルとは口先じゃなく身体中から絞り出すものだと教えてくれたアルバム」。

LOUIS JORDAN 『Louis Jordan 1939-1954』 ユニバーサル  戦前のリズム&ブルース/ジャンプの大スター。ロック、ソウル、ファンクのルーツにそびえ立つひとり。「図々しくもヴァイタリティーに溢れたエンターテイナー精神とか軽妙洒脱なユーモア感覚は見習いたいもんです」。

A TRIBE CALLED QUEST 『The Low End Theory』 Jive(1991) 彼らの評価を決定づけたセカンド・アルバム。無名時代のバスタ・ライムズたちが登場のポッセ・カット“Scenario”も話題になった。「“Scenario”は、僕の新作中の“ロマンサムライ”にあたるものです。ウッドベース+ヒップホップというアイデアが出たのは、こういうヒップホップ・アルバムを聴いてきたからでしょう」。

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