やはり忍者は日本にいた!! DJ KENTAROがあのミックス・シリーズに堂々見参!!

ターンテーブリストの天下一武道会=〈DMC World Final〉。近年はDJ HANGER、AKAKABEなど日本の名士も活躍するこの大会において、2001年に世界3位、2002年に弱冠20歳で優勝──これが仙台出身のターンテーブル忍者、DJ KENTAROの凄まじい戦績ですが、彼のDJへの接し方は〈ターンテーブリスト〉という肩書きに抱きがちな〈スキル>音楽性〉の価値観とはまったく別モノ。〈No Wall Between The Music〉を信条に掲げたそのプレイでは、33回転のヒップホップのレコードはアッという間に45回転のドラムンベースに変換され、ハウスはジャグリング中にブレイクビーツになっちゃう。今夏の〈METAMORPHOSE〉におけるロング・セットではアンダーグラウンド・レジスタンスのデトロイト・テクノ・クラシック“Hi Tech Jazz”を豪快に二枚がけしたかと思えば、ピッチ・コントローラーを使って童謡“さくら”のルーティン演奏をしたりと、とにかくヤンチャで楽しめました。そんな彼が今回、ラジオ番組から派生し、DJフードやミスター・スクラフなどがミックス盤を発表してきたニンジャ・チューンのミックス・シリーズ〈Solid Steel〉に登場。コールドカット、ジャガ・ジャジスト、ワゴン・クライスト、DJヴァディムらの音源と対峙したその『Bwoy On The Wheels Of Solid Steel』では、楽曲をきっちり聴かせながら随所でジャグリング、スクラッチ、SEを駆使。ニンジャ産ブレイクビーツの二大勢力、ヒップホップとドラムンベースの間を奇跡的に横断しています(DJヴァディム“The Terrorist”での変速っぷりにご注目)。終盤ではコールドカット“Atomic Moog”のコーネリアス・リミックスを超絶ジャグリング、忍者と日本猿が煙幕仕掛けてドロンする粋な大団円に喝采!
▼〈Solid Steel〉シリーズの代表作を紹介。