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第51回 ─ Three The hard way!!

第51回 ─ Three The hard way!!(2)

連載
360°
公開
2004/09/30   16:00
更新
2004/09/30   18:24
ソース
『bounce』 258号(2004/9/25)
テキスト
文/轟 ひろみ

ヴィジュアル・ショック!! いまのスヌープから若き日のスヌープまでイヌづくしさ!!

 こういうタイミングに合わせたのかは知らないけど、スヌープ関連の映像ソフト~映画公開がドッと重なったぞ!

 まずは長らく延期状態だった公式DVD「Boss Playa - A Day In The Life Of Bigg Snoop Dogg」。これは2002年末にリリースされたスヌープのソロ最近作『Paid Tha Cost To Be Da Boss』の映像版みたいな感じで、同アルバムにユル~く流れていた〈ボス・プレイヤー〉〈ピンプ・ライフ〉的世界観を活かしたショート・フィルムを中心に、プロモ・クリップなどをまとめたモノ。かつてはスヌープ・スコセッシ(バカ)名義でアダルト・フィルムの監督なんかもやっていた彼だが、今回のショート・フィルムも脚本(あるのか?)を担当。スーパフライやE・ホワイトなどの仲間も登場するが、見物はやはりスヌープのなりきりピンプぶりか。で、いちばんの見物はブラジルの風景とギャルが美しい“Beautiful”のプロモ・クリップ(メイキングも収録)かも。

 続いては、2001年に輸入ビデオが出回っていたイーストサイダーズ主演映画「THA EASTSIDAZ」が、待望の日本盤化! 当時の字幕ナシ版でも十分に楽しめたシンプルなギャングスタ・ストーリーなのだが、特典映像も付いているので、やはりこの機会に再チェックするのが良いかと。ウォーレンGやRBXなども出演。個人的にはトレイ・ディーの悪役ヅラがハマリ過ぎで笑えます。

 そして最後はスヌープというより彼を取り巻いたデス・ロウのインサイド・ストーリーをインタヴュー中心にまとめた「ウェルカム・トゥ・デス・ロウ」の劇場公開! シュグの存在感が圧倒的ですが、やはり最大のワルは○○○○○じゃねえの?とか思わされる問題作。デス・ロウがだんだん荒んでいく様子に震えます。(出嶌孝次)

「ウェルカム・トゥ・デス・ロウ」
2001年/アメリカ 監督/S・レイ・サヴィジ 出演/シュグ・ナイト、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、2パック、ディック・グリフィー他 シブヤ・シネマ・ソサエティにて公開中(配給/ナウオンメディア)