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第1回 ─ ゲスト:フルカワミキ(SUPERCAR)

連載
月刊太田・ダンディ食堂 
公開
2004/02/26   16:00
更新
2006/07/20   19:24
テキスト
文/羽切 学

「いらっしゃいませ!」。今日も活気溢れるタワーレコード店内ですが、ふだんお客さんの目には触れないこんなところに、紳士淑女が集う活気あるスペースが……! それがbounce.comエクスクルーシヴ・サロン〈ダンディ食堂(DANDY-SHOKUDOW)〉(略して男色)です。タワーレコード入社(祝!)とともに〈ダンディー酒場〉から場所を変えて帰ってきたのは、もちろん当サロン・ホスト太田浩。毎回素敵なゲストをやさしくエスコート致します。

 記念すべき第1回目のゲストは、2月25日に約2年ぶり通算5枚目となるニュー・アルバム『ANSWER』を発表したSUPERCARからフルカワミキさんをお迎えしました。さあ、ではみなさんも同席下さい。ダンディ食堂、本日も営業中です! 

太田:ところで2003年はどうでしたか?

ミキ:どうだったかなあ? 細木数子(ほそきかずこ。占星術師)的に言うと〈籠っとけ〉みたいな感じだったかも(笑)。籠り年でしたね。レコーディングでずっとスタジオに入っていたし。

太田:最近、チワワくんはどうですか?(註:ミキさんの愛犬)

ミキ:しゃべる……。

太田:えっ!! 犬ってしゃべるの!?(笑)

ミキ:たまに。気分が高まると(笑)……なんか親バカみたいな話ですけど。そう、しゃべるといえば小学校のときに友達がインコ飼っていたんですけど、そのインコはすごいしゃべってたな。〈オロナミン・シィー!〉とか野球の解説とか(笑)。TVの近くにいたから。

太田:あははは。鳥と言えば、話題の病気もあるね、いま。

ミキ:変な病気流行ってますよね。医療が進歩しているのに、すごい病気がまた出てきちゃうから。

太田:あれは何かの啓示だね。世の中よくわからないことが多いよ。今ごろ火星探査やってるのもかなり怪しいよね。きっともう行ってるよ、地球人。

ミキ:あれっ? 昔、火星と地球が戦ったんだっけ?(笑)それで地球が勝ったから地球が繁栄して、火星があんな何にもなくなっちゃったって。

太田:星対星! すごいね。

ミキ:地球もいまはこの文明だからこうだけど……なんか神秘主義な話になるけど(笑)。

太田:ぼくは好きだよ。ぼくは地球人=火星人説を信じてるんだから。

ミキ:でしょ(笑)!!

太田:進化論なんてありえるハズがないよ! そんな簡単な話じゃないから。

ミキ:そうですよね。わたしも人からいまの地球の文明って〈第5文明〉だって聞いたことがあって。巨人がいた話って残ってるじゃないですか? 昔、地球にマンモスとかいる頃って素粒子自体が大きかったんじゃないかって。

太田:わははは! なるほど。それでみんな大きかったんだ。恐竜とかも。きっとそうだよ! で、いつから小さくなったんだろう?

ミキ:酸素がすごい濃いと、いまの感覚からすると質量が大きくて。それが薄くなっていまの大きさがちょうど良くなったんですよ、たぶん……。

太田:でも地球なんて、巨人の大きさからすると赤血球のひとつくらいじゃないかな。ちっちゃいよ~。太陽系だってほんのちょっと。そうしないと納得できないじゃん?

ミキ:スケールみたいなものを考えたらね。イームスのフィルム『パワーズ・オブ・テン』とか観ると、宇宙(=マクロ)から細胞(=ミクロ)に行くじゃないですか? 細胞の様子って、宇宙となんら変わらないっていう。それを構成している内容的なものは大差ないな、と。そこからみたら蚊にもならない脳みそでこうして考えていることがおもしろいなあ、って。

太田:そうだよ。

ミキ:人生なんて一瞬で、人間はそんなこと考えて人生を終えるんですね?

太田:あっという間だよ。巨人からしたら人の一生なんて0.5秒くらいだよ。

ミキ:時間の流れの感覚も違うって言いますよね。

太田:マンモスは時間も大きいはずだよね。

ミキ:たぶん人間でも大きい人と小さい人の感覚は違いますよね?

太田:(笑)。そうか!!

ミキ:だって大きい人って早口でしゃべらないじゃないですか? 不思議。……って普段からこんなことばかり話してるわけではないですけど(笑)。たまに話すとおもしろいですよね。

太田:ぼくはずっと話してるよ(笑)!!! 地球人=火星人説とか。

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