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第14回 ─ 宮地真緒

連載
キミノヒトミニコイシタイ!
公開
2003/10/09   13:00
更新
2003/12/18   18:50
ソース
『bounce』 247号(2003/9/25)
テキスト
文/ピ~ス!久保田(コイシ隊)

言葉がよく聞こえてくる歌が好き


サトシ「隊長!」

隊長「……ん?」

サトシ「先月お休みしたんで、読者からたくさん投書が来てるんですよ」

隊長「えっ、そうなの。たとえばどんなの?」

サトシ「アイドルを扱うページのわりにはうんちくが多いような気がしますけど、毎月楽しみにしています、とか」

隊長「ふ~ん。でも、ひとこと多いね」

サトシ「まあ、うれしいじゃないですか。いまの時代、うんちくも歓迎される世の中ですからね」

隊長「〈うんちく〉でTV番組ができるぐらいだからね。僕もNHK〈連続テレビ小説〉についてならうんちくを語れるよ」

サトシ「ほ~」

隊長「1作目は61年に放映された〈娘と私〉で、いまやってる〈こころ〉は、実に68作目。過去最高の平均視聴率は、83~84年に放映された〈おしん〉の52.6%で……」

 と、うんちくはそのぐらいにしといて、今回のお客様は、NHK〈連続テレビ小説〉67作目「まんてん」のヒロインで一躍人気となった宮地真緒ちゃん。このたび歌手デビューということなんですが、気になるデビュー曲は……なんと山口百恵のカヴァーですって!

  「カヴァーすることになって、初めてファイナル・コンサートのDVDを観たんですよ。もう、すごい!って思いましたね。幕が開いて、百恵さんがステージに現れた瞬間から、空気がガラッと変わるんですよ。オーラとでもいうか、鳥肌が立つ思いでした。あと、観客の層が広いというか、幅広い年齢層の方から愛されているというのが素晴らしい」。

 で、そのカヴァー曲というのが、数ある百恵ソングのなかでも名曲として名高い“秋桜”(カップリングも山口百恵“夢先案内人”)。結婚して母親のもとを離れる娘の心情を綴った……う~ん、かなりの挑戦です!

  「百恵さんが歌っていた時代といま、2003年とでは、結婚に対する考え方も違うと思うんですよね。昔は、お嫁に行ったら親の死に目にも遭えないんじゃないかっていう、だからこんなにせつなくて深い歌が出来たと思うんです。いまだと、結婚してもすぐに実家に戻れたりするじゃないですか。その違いはどうしよう?というか、いまの人たちの考え方のなかで、70年代の“秋桜”という歌をどう伝えればいいのか、すごく考えましたね。だから、〈結婚〉というイメージだけではなくて、普段から考えている両親への感謝の想いを込めて歌いました」。

 デビュー曲“秋桜”は、そんな想いがしっかりと刻み込まれた秀作に仕上がっただけではなく、彼女──宮地真緒、19歳──にとって、大人になる一歩手前の貴重な記録になったように思う。

「19歳っていうのは微妙な年齢だと思うんですよ。未成年だし、子供と言われれば子供なんですけど、学校を卒業して自分で生活してたりもするわけじゃないですか。微妙というか不安定というか……19年間生きてきたなかで、いちばん考えてる時期かも知れないですね。そういうなかでいただいた“秋桜”という歌は、微妙な心情を歌った曲ということもあって、すごく好きなんですよ」。